シプレ香水は、クラシックかつエレガントな香りを楽しめることで人気のフレグランスファミリーです。
ウッディやフローラル、スパイシーなアコードを調和させた独特の香りが特徴で、男女問わず愛されています。
本記事では、シプレ香水の匂いや選び方、プチプラのおすすめまでを詳しくご紹介します。
シプレ香水とは?
シプレ(Chypre)とは、フランス語でキプロス島を意味する言葉が語源です。
1917年にフランスのフレグランスブランド「フランソワ・コティ」が発売した「シプレ・ド・コティ」が始まりといわれます。
ベルガモットの爽やかさとオークモスの深み、パチュリなどの個性的な香りを組み合わせることで、優雅で奥行きのある香調を生み出します。
シプレ香水の匂いの特徴
シプレ香水は、トップノートに爽やかなシトラス系を用いることが多い点が魅力です。
時間が経つとともに、フローラルやスパイスが広がり、最後は樹木系や樹脂系の深い香りへと変化します。
このように「爽やかさ」「華やかさ」「重厚感」の三要素がバランスよく感じられる点が、シプレの特徴といえます。
プチプラのシプレ香水はある?
シプレ香水というと高級ブランドのイメージが強いですが、近年は手頃な価格のプチプラ商品も増えています。
ドラッグストアやバラエティショップ、ネット通販などで探すと、2,000円台から見つかることもあります。
香調の再現度は価格帯によって差があるので、口コミや試香を参考に選ぶと失敗が少なくなるでしょう。
プチプラのシプレ香水①:カルバン・クライン「CK-one」
ユニセックスで使える爽やかな香りが特徴のフレグランス。
50mlで7,480円(税込み)と香水の中では比較的手にしやすい価格帯なのも特徴です。
トップノートはベルガモットやフレッシュパイナップルなどのシトラスフルーティな香りが広がり、ミドルノートではローズやジャスミンの清潔感のある上品さが漂います。
ラストはアンバーとムスクが清潔感のあるセクシーさを引き立てくれます。
プチプラのシプレ香水②:キャシャレル「アナイス アナイス」
可愛らしく優しいシプレ系の香りです。
50mlが5,000円以下で手に入るのでコストパフォーマンスのいい香水。
トップノートはユズ、オレンジブロッサム、ヒヤシンスが若々しく、ミドルノートではスイートローズ、ホワイトリリー、ジャスミンのフローラルブーケが明るく可愛らしく香ります。
ベースノートのアンバーとサンダルウッドが優しさを感じさせます。
レディース向けシプレ香水のポイント
女性向けのシプレ香水は、フローラルやフルーティな要素が強めに調整されていることが多いです。
柔らかい印象を出したい場合は、ローズやジャスミンなどの花の香りが際立つものを選ぶとよいでしょう。
仕事やパーティなど、シチュエーションに合わせて香りの強弱を考慮することも大切です。
メンズ向けシプレ香水のポイント
メンズ向けのシプレ香水は、スパイシーやウッディ感を強調し、重厚感のある仕上がりが目立ちます。
大人の色気を演出したい場合は、オークモスやパチュリが濃厚に配合されたタイプがおすすめです。
ビジネスシーンでも使いやすい、落ち着いた香調の製品が多い点も魅力といえるでしょう。
おすすめのシプレ香水を選ぶコツ
最後に、失敗しにくいシプレ香水選びのポイントをまとめました。
- トップノートを確認:購入前に必ず試香して、最初の印象で好みかどうかを判断しましょう。
- ミドル〜ラストノートの変化:シプレは時間経過で大きく香りが変化するため、少し時間を置いてから最終的な印象を確かめることが重要です。
- 使用シーンを考慮:プライベート向けかビジネス向けか、季節や場所によっても最適な香りは異なります。
まとめ
シプレ香水は、爽やかさと深みを同時に味わえる魅力的な香りです。
プチプラからハイブランドまで、さまざまな価格帯や香調の商品が存在するため、自分好みの一本を見つけやすいといえます。
レディース・メンズ問わずに使えるシプレ香水を、ぜひ日常のオシャレや特別なシーンで取り入れてみてください。