「香水をできるだけ長く使いたい」「香水をしっかり付けているのに数時間後に香りが切れてしまう」といった方はいるのではないでしょうか。
お気に入りの香水を使っていると、より香水を長く使いたいと思う人は少なくないでしょう。
今回は、香水の匂いを長持ちさせる方法について解説します。
本記事で香水を長持ちさせるコツを知って、お気に入りの香水を長く使いましょう。
ワセリンを塗るといいって本当?香水のにおいを長持ちさせる方法とは
香水のにおいを長持ちさせるには、以下の方法がおすすめです。
- ワセリンを塗る
- お風呂上がりにつける
- 手首や首筋など血管が太い部位につける
- 季節によって付け方を変える
それぞれの塗り方について見ていきましょう。
ワセリンを塗る
香水をつける部位にワセリンを塗ると、香水をそのまま付けるよりも香りが長く持ちます。
なぜなら、ワセリンは保湿力に優れているので、香水と合わせて使うことで、香りが肌に密着するからです。
ワセリンは香水を付ける前に塗り、ワセリンを塗った後に香水を重ね付けしましょう。
なお、ワセリンは軟膏から作られていて香りを感じないため、香水の香りと混ざることなく自然に香らせることができます。
お風呂上がりにつける
外出前や朝にお風呂に入る場合は、お風呂上がりにつける方法もおすすめです。
お風呂上がりに香水をつけることで、保湿された肌に香水がしっかりと定着するメリットがあります。
ただし、香水は高温多湿の環境に弱く、長時間置くと劣化が早まる原因になるため、お風呂場や洗面所に香水を置かないようにしましょう。
手首や首筋など血管が太い部位につける
香水は、血管が太く脈打つ部位に付けると、香りが広範囲に広がるだけでなく香りが長持ちするメリットがあります。
付けるときは手首や首筋、ふくらはぎや膝裏、足首などに付けると、より香りが長時間持続しますよ。
付ける際の注意点として、脇付近や足の裏などは汗のニオイと香水の香りが混ざり、不快なニオイになる可能性が高いため、避けましょう。
香水の香りをしっかりと香らせたい人は、首元やうなじ、耳の後ろに付けてください。
季節によって付け方を変える
香水は季節によって香りの感じ方が異なるため、季節に応じて付け方を変えることで、より長く香りが持続する場合があります。
春や冬は乾燥している時期なので比較的香水を多く付けるなど、工夫することが大切です。
反対に、夏は汗をかきやすく香りが立ちやすいため、適量より少なく付ける必要があります。
また、秋や冬など厚着をする季節は香りが充満する場合があるので、耳の後ろや首元など露出している部位に付けてください。
暑い時期は少なめに、寒い時期は多めに付けるなど、季節に応じて付け方を変えて上手に香水を活用しましょう。
長持ちさせる付け方以外にも香水の種類が持続時間に大きく関係する!その理由を解説
香水は、種類によって持続時間が異なるため、自分に適した香水を選ぶ必要があります。
主な香水の種類は以下のとおりです。
香水の種類 | アルコール濃度 | 持続時間 |
オーデコロン | 濃度1〜5% | 1〜2時間 |
オードトワレ | 濃度5〜10% | 2〜4時間 |
オードパルファン | 濃度10〜15% | 4〜12時間 |
パルファン | 濃度15〜30% | 5〜12時間 |
香水のアルコール濃度が高いほど、香りが長く持続する傾向にあり、種類によって香り方と持続時間が異なります。
持続時間が長い香水を選びたい人は、オードパルファンやパルファンの香水を検討してみてください。
香水選びで迷っている場合、スタンダードなタイプの香水を使いたい人はオードトワレ、より自然と香らせたい場合はオーデコロンがおすすめです。
また、香水の付け方によっても持続時間が異なるため、より長く香水を香らせたい人は長持ちするコツを試したり、正しい付け方を見直したりしましょう。
香水を長期間保存したい!品質を下げずに長持ちさせる方法とは
香水は付け方だけでなく、保存方法によって香水をより長持ちさせることができます。
香水を長持ちさせるには、以下のポイントを重視しましょう。
- 開封後はしっかりとフタをする
- 直射日光や光が当たらない暗い場所で保存する
- 高温多湿や急激な温度変化を避ける
上記の香水の正しい保存方法を知っておくことで、お気に入りの香水を長く使えますよ。
それでは、それぞれの保存方法について詳しく見ていきましょう。
使用後はしっかりとフタをする
香水を使った後は、必ずフタを閉めてください。
なぜなら、香水は開封後から劣化していて、細菌やホコリなどによって香水にカビが生える可能性があるからです。
空気中の細菌やホコリなどがボトル内に入ることを防ぐには、使った後にフタを閉めるだけでなく、手を清潔にしておくことも重要。
香水の品質を保つためにも、使用時はもちろん使用後も香水を清潔に扱いましょう。
直射日光や光が当たらない暗い場所で保存する
香水は、直射日光や光が当たらない場所で保管しましょう。
なぜなら、直射日光が当たる場所に置くと、香水が変色する原因になるからです。
普段香水をあまり使わない人は、引き出しの中や香水パッケージにしまっておくと良いですよ。
香水は直射日光だけでなく蛍光灯などの強い光にも弱いため、香水ボトルのまま明るい場所に置くことは避けましょう。
高温多湿や急激な温度変化を避ける
香水は高温多湿な環境や急激な温度変化にも弱く、置きっぱなしにしていると香水が劣化する原因になります。
香水の劣化を防ぐためには、ジメジメした場所や洗面所には置かず、冷暗所に収納することが重要です。
特に、夏はエアコンの影響で急激な温度変化を受けやすい環境にあるので、寝室や窓辺など比較的涼しい場所で保管してください。
冷蔵庫保存は、香水に含まれる成分が結晶化する可能性があるため、避けましょう。
香りが長持ちすると話題の香水2選
最後に、香りが長持ちするブランド香水を2つご紹介します。
シロ(SHIRO)「サボン オードパルファン」
シロ(SHIRO)「サボン オードパルファン」は、自然由来素材でつくられた、お肌にやさしい香水ブランドです。
香りは、レモン・オレンジ・ブラックカラントで、シトラスかつフルーティーな清潔感あふれる香りに包み込まれます。
香水は40mlで4,180円(税込)と、比較的リーズナブルな価格で購入可能です。
シロ(SHIRO)「サボン オードパルファン」は、5〜6時間ほど香りが持続するため、長く香りが続く香水を探している人に適しています。
インプ 2「ピュアサボン オードパルファム」
インプ 2「ピュアサボン オードパルファム」は、ラグジュアリーホテルの石けんのような泡立ちをイメージして作られたフレグランスです。
香水の価格は3,980円(税込)、香水の種類はオードパルファムなので、香りが5時間ほど持続します。
持続時間に応じた、香りの詳細を下記にまとめました。
- トップノート:サボン
- ミドルノート:ミュゲ(スズラン)、フローラル、オレンジブロッサム、ダージリン
- ラストノート:ムスク、アンバー、パチョリ、サンダルウッド
付けた後はみずみずしいサボンの香り、時間が経過するにつれ、お風呂上がりのような生活感のあるクリーンな香りへ変化。
ラストは落ちついたウッドの香りに、スパイスの効いたパチョリが加わり、高級感のあるエレガントな香りを楽しめます。
匂いは時間が経つと変化していくもの!香水を長持ちさせたいときには付け方や保存方法にこだわろう
今回は、香水を長持ちさせるコツや、香水の種類について解説しました。
香水は、開封したら1年以内に使い切るのがベターですが、品質によっては10年ほど持つ場合もあります。
なお、香水の保存方法を間違えると、カビや沈殿物などの劣化によって香りや見た目が劣化していくため、正しい環境で保存することが重要です。
香水を長持ちさせるためにも、使った後はしっかりと蓋を閉め、直射日光・高温多湿を避けて保存しましょう。
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