香水を調べていると、フレグランスという単語を見かけたことはありませんか?
フレグランスを調べてみると、香水以外にもルームフレグランスというものがありますよね。
香水とルームフレグランスには、どんな違いがあるのでしょうか。
それぞれどんな特徴があるのか、知っていると購入する際にも選びやすくなります。
ルームフレグランスも香水も香りを利用したアイテムですが、同じ香りのものはあるのでしょうか。
同じ香りの香水やルームフレグランスにはどんなメリットがあるのか、気になる人も多いですよね。
また、ルームフレグランスを香水で作れないのでしょうか。
香水でルームフレグランスを作る手順やポイントも、知っておくと便利です。
そこで今回は、香水とルームフレグランスの違いや同じ香りのものの特徴、香水を使ったフレグランスの作り方やポイントなどをあわせて紹介します。
そもそも香水とルームフレグランスの違いって?それぞれの特徴は?
香水とルームフレグランスの違いやそれぞれの特徴について、くわしく説明します。
フレグランスってそもそもなに?香水とルームフレグランスは違うものなの?
そもそもフレグランスとは、香りを楽しむアイテム全般のことを言います。
代表的なものは香水ですが、そのほかにもボディミストなどの香りを楽しめる化粧品全般や芳香石鹸、芳香剤なども含まれます。
そのため、ルームフレグランスもフレグランスの一部です。
香水とルームフレグランスはどちらもフレグランスですが、それぞれ使い方も香りの特徴も違います。
使い方を間違うと、肌に問題が起きるなどのアクシデントが起こることもあるので、注意しましょう。
フレグランスそれぞれ違う特性を持っているため、アイテムごとの特性にあわせた使い方をするのが大切です。
香水はフレグランスのひとつ?特徴を解説
フレグランスの中でも、香水は濃度が高くて肌に付けられる化粧品に分類されます。
一番濃度の低いコロンでも、香料の濃度は3~5%あります。
肌に香りをつけて楽しめるのが一番の特徴で、好きな香りをまとえるのが特徴です。
香水は大きく分けると4種類あり、濃度の高い順にパルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロンと言います。
それぞれ香りの特性が違ってくるので、種類ごとに使い方を変えるのが大切です。
また、香水は組み合わせる香りによってさまざまな印象のものが作れます。
さっぱりした香りのものもあれば、濃厚な甘さのものもあります。
香りの持続時間も商品ごとに違ってくるため、好みに合わせて商品を選ぶのが大切です。
ルームフレグランスってなに?通常のフレグランスとは違うの?
フレグランスの中でも、ルームフレグランスは名前のとおり、部屋に香りを広げて使うアイテムのことです。
空間に香りを広げて楽しむルームフレグランスは、化粧品に分類される香水とは違い、雑貨になります。
移動する人とは違い、置いて使用するルームフレグランスは、空間ごとに仕切って香りを楽しめるのが特徴です。
ルームフレグランスは形状もさまざまで、リードスティックを挿して使用するディフューザーやジェル型、ストーン型、ポプリ型、キャンドル型などがあります。
それぞれ香りの広がり方が違ってくるため、おすすめの空間や使い方も変わってきます。
空間で香りを楽しみたい人は、香水ではなくルームフレグランスを使ってみてください。
【ウォームコットン・イングリッシュペアー&フリージア】香水と同じ香りのルームフレグランスってある?
香水と同じ香りのルームフレグランスはあるのか、くわしく説明します。
ブランド香水と同じ香りのルームフレグランスってどんなの?
フレグランス全般を使っているブランドでは、香水と同じ香りのルームフレグランスを販売していることもあります。
香水と同じ香りのルームフレグランスは、通常の香水と同じような香りの流れや好調をしているのが特徴です。
しかし、香水はフレグランスの中でも香りの濃度が高いこともあり、ルームフレグランスは同じ香りでも、若干香りは薄くなります。
また、消臭効果がついていたり、ルームフレグランスとして使いやすく香りを調整しているため、まったく同じ香りと感じない人もいます。
絶対にまったく同じ香りのルームフレグランスが欲しい人は、購入前に香りをチェックしてみてください。
香水と同じ香りのルームフレグランスのメリットは?
同ブランドで販売している同じ香りのルームフレグランスと香水を使うメリットは、好きな香りを室内でも手軽に楽しめることです。
香水はどうしても肌につけて使うのが基本になるため、場合によっては香りをつけたくなくて使いづらいこともありますよね。
しかし、ルームフレグランスなら体に匂いをつけることなく、好きな香水の香りを楽しめます。
また、同じブランドのフレグランスということもあり、好みにあった香りを信頼して使えるのもポイントです。
ルームフレグランスは商品ごとに香りの傾向か違ってくるため、良く知らないブランドだとイメージしていた香りと違うこともあります。
好きな香水と同じ香りなら、好みのルームフレグランスを選びやすくなるので、試してみてください。
ルームフレグランスを選ぶときのポイントを解説
色々な形状や香りのルームフレグランスがありますが、選び方のポイントは次の通りです。
- 空間の広さ
- 形状
- 空間の雰囲気
- 香り
まず、空間の広さによっておすすめなルームフレグランスは変わってきます。
狭い空間に置く場合は香りが広がりすぎない種類のものが、広い空間には香りがしっかり広がる種類のものがおすすめです。
狭い空間ではジェルタイプやストーンタイプ、ポプリなど香りの広がりがゆるやかなものを使ってみてください。
ディフューザーを使いたいときには、リードスティックの本数を減らして使うのがおすすめです。
逆にしっかり香りを広げたい広い空間の場合には、リードスティックの本数を増やしてディフューザーを置くのがおすすめです。
空間の広さに合わせて、ルームフレグランスの形状を決めてから、香りを選びましょう。
香りは空間を演出するポイントになるため、部屋の雰囲気に合わせてルームフレグランスを選ぶのがおすすめです。
シックな空間や華やかな空間、清潔感のある空間など、インテリアなどの雰囲気に合わせて香りを選ぶのが大切になります。
【ストーン・ディフューザー】香水をルーフフレグランスとして使うことってできる?
香水をルームフレグランスとして使うことはできるのか、くわしく説明します。
ルームフレグランスって香水として使えないの?
香水はフレグランスの中でも、化粧品に分類されます。
肌につけることを前提にしているため、使える成分も限られてきます。
ルームフレグランスの場合は、化粧品ではなく雑貨扱いになるのが特徴です。
成分の制限も香水に比べてゆるくなるため、ルームフレグランスと香水は別物になります。
ルームフレグランスを香水代わりに使うと、場合によっては肌に異常が出てくることもあるので、香水代わりに使わないようにしましょう。
フレグランスは肌に付けられるものと付けられないものがある?その理由とは
香りを楽しむ製品のフレグランスには、肌に付けられるものと付けられないものに大きく分かれます。
香水やボディミスト、ボディクリーム、ハンドクリームなどは、肌につけて使えるフレグランスに分類されます。
一方で、ルームフレグランスや芳香剤のようなものは、肌につけて使うことができません。
それぞれ成分や香りの濃さなどが違いますが、大きく肌に付けられるものと付けられないものに分かれるので、購入の際には注意しましょう。
香水のような香りの濃いものが苦手な人だと、ボディミストなどを香水代わりにも使えますが、肌につけられないものを香水代わりには使えません。
それぞれ種類ごとに特徴が違ってくるため、使い方に注意しましょう。
逆に香水はルームフレグランスとして使える?
ルームフレグランスは香水として使えませんが、香水をルームフレグランスとして使うこともできます。
香水は一回で使用する量が限られていることもあり、意外と使い切るのが大変ですよね。
また、いい香りだけど肌に付けて使うにしては香りが濃かったり、季節的につけづらい香水の場合は、ルームフレグランスにして使うのもおすすめです。
とくに100mlなど量が多いものは余ることが多く、破棄するのも難しいので、ルームフレグランスとして再利用してみてください。
香水と同じルームフレグランスもありますが、香水自体をルームフレグランスにして使うのもおすすめです。
【石・保冷剤・紙】香水を再利用してルームフレグランスにしたい!アレンジ方法を紹介
香水を再利用してルームフレグランスにしたいときのアレンジ方法について、くわしく説明します。
ルームフレグランスを香水で作りたい!手順を紹介
香水でディフューザーを作る場合、手順は次の通りになります。
- スプレー部分を外して香水瓶を開ける
- ガラス瓶などに香水と無水エタノールを1:5の割合で入れる
- ベビーオイルを少量入れる
- リードスティックなどで混ぜる
以上の手順になりますが、しっかり香りを広げたいときには、ベビーオイルは入れなくても大丈夫です。
揮発をおさえて香りを長持ちさせたいときには、ベビーオイルを入れてください。
香水にそのままリードスティックを入れてもいいのですが、香りが濃すぎたり、すでに揮発して香りが濃くなっていることもあるので、薄めて使うのがおすすめです。
また、ガラス瓶を用意するのではなく、使わなくなった香水瓶を使用してディフューザーを作るのもおしゃれなので、試してみてください。
スプレー部分を取り外すときには、ニッパーなどを使用しますが、手を怪我しないように、軍手などをつけて作業しましょう。
香水を使ったルームフレグランスはディフューザー以外にもできる?
ルームフレグランスを香水で作る場合、ディフューザー以外にもできます。
無水エタノールではなく、精製水を使えば、ルームスプレーにできたり、重曹と混ぜるとアロマ重曹も作れるので、試してみてください。
また、アロマストーンに香水をつけて使いたいかもしれませんが、香水はアルコール濃度が高すぎるため、揮発が早く、香りの持続時間が短くなります。
持続時間が短くてもいい場合には、香水を振りかけて使ってみてください。
ほかにも、保冷剤の中身を出して香水を混ぜることで、ジェルに香りが吸着して芳香剤代わりにできます。
ルームフレグランスにはいろいろな形状のものがあるので、うまく香水を活用してみましょう。
ルームフレグランスを香水で作るときに必要なアイテムは?
香水でディフューザーを作りたい場合、必要なアイテムは次の通りです。
- ニッパー
- 香水
- 好きな瓶
- 無水エタノール
- ベビーオイル
- リードスティック
以上の材料があればできるのですが、ディフューザー以外のものを作る場合には、必要に応じて材料をそろえましょう。
また、好みの香りの濃さや作りたいルームフレグランスに合わせ、材料を使い分けるのが大切です。
【重曹・100均】薄める方がいい?香水をルームフレグランスにするときのポイントは?
香水をルームフレグランスにするときのポイントについて、くわしく説明します。
ルームフレグランスを香水で作るときのポイントを解説
香水でルームフレグランスを作りたい場合、ポイントになるのが香水の香りの濃度と作りたいルームフレグランスの形状です。
ルームフレグランスを香水で作ることはできますが、香水はアルコールを使用した濃度の高いフレグランスです。
場合によっては香りが濃すぎたり、部屋の雰囲気に合わない香りになることもあるので、注意しましょう。
作りたいルームフレグランスの形状に合わせ、100均などで材料を用意し、香りの濃さなどを調節しながら作るのが大切です。
重曹を使ってアロマ重曹を作ったり、保冷剤でジェル香水を作ったり、工夫次第で香水の香りを再利用できます。
品質に注意?ルームフレグランスを香水で作るときの注意点を解説
香水でルームフレグランスを作る場合、使用する材料の品質に注意しましょう。
古くなった香水を再利用することもありますが、古くなりすぎると品質が劣化していて、異臭がすることもあります。
ツンとする匂いがするなど、明らかに異臭がするときには、ルームフレグランスにするのはやめましょう。
香水をルームフレグランスとして使うときには品質に注意しよう!
ルームフレグランスには、ディフューザー型やストーン型などいろいろありますが、香水を再利用して作ることもできます。
香水を使ったルームフレグランスは香りが濃くなりやすいので、少し薄めて作るのがおすすめです。
ルームフレグランスは空間に香りを広げて使うもののため、使用する香水や材料の品質にはこだわりましょう。
香りは揮発したものを鼻から吸って感じるので、体に害があるものだと、場合によっては体調を崩す可能性も考えられます。
あまりにも劣化した香水を使ったり、香りを薄めるために古くなった水など体に悪いものを使用するのはおすすめできません。
また、ルームフレグランスは香水ではないため、肌につけて使うのはやめましょう。
香水はあくまでも化粧品として肌につけてることを前提作られていますが、ルームフレグランスは雑貨として作られています。
ルームフレグランスを香水で作ることはできますが、逆はできないので注意しましょう。
今回紹介したことを参考に、香水とルームフレグランスを上手く使い分けてみてください。
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