出典:4711公式サイト
「オーデコロンってケルンとどう関係しているの?」「4711の香水の歴史が知りたい」と疑問に思う方はいるのではないでしょうか。
今回は、ケルンとオーデコロンの関係性について解説します。
ケルンの歴史や、4711オーデコロンの特徴も深掘りしているので、ぜひ本記事を読んで理解を深めましょう。
オーデコロンとケルンの関係
軽やかな香りが特徴のオーデコロンは、ケルン市で誕生しました。
1709年につくられた「ファリナオーデコロン」は「ケルンの水」と呼ばれ、後にオーデコロンは、香料濃度がもっとも低い香水として名がつきます。
中でも、4711の香水は、ケルンで製造されたオーデコロンの代表的な香水ブランドです。
シトラスやハーブの香りが特徴で、リフレッシュや健康に良い外用香水と親しまれていたことから、ケルンの水とも呼ばれていました。
なお、ケルン市には、4711の香水ハウスとファリーナハウス香水博物館があるため、香りの歴史や文化を鑑賞できるのが魅力です。
このように、ケルン市とオーデコロンは深い歴史のつながりがあり、4711はオーデコロンを代表するブランドで現在も高い人気を獲得しています。
ケルン市の文化的財産?4711オーデコロンとは?
前章でご紹介した4711の歴史について、詳しくご紹介します。
1792年、ウィルヘルム・ミューレンスがケルン市で、4711オーデコロンを製造しました。
戦災によって消失してしまった4711番通りの建物は、グロッケンガッセ・ギャラリーとしてケルン市内に再建されています。
ギャラリーではケルンの水の香りが漂い、フレグランスボトルが並ぶショップも。
なお、現在グロッケンガッセ・ギャラリーは、ケルン市の文化的遺産に認定されており、観光スポットとして人気があります。
4711の代表的なコロンはどんな香り?
4711 ポーチュガル オーデコロンは、スイートオレンジの香りをベースとした香水です。
男性化粧品として取り扱われているため、男女ともに使いやすいメリットがあります。
香りの詳細を以下にまとめました。
- トップノート:マンダリン、オレンジ、レモン
- ミドルノート:ネロリ、ペティグレイン、コリアンダー、アーモイズ
- ラストノート:エボニー、ムスク、モス
トップノートでは、柑橘類のフレッシュな香りが広がり、後にビターオレンジ・アーモイズの深みのある香りを感じられます。
ミドルノートではスパイシーな香りがブレンドされており、ビジネスシーンや夏などの季節にも付けやすいのが魅力です。
ボトルサイズは以下3種類から選べるので、使用頻度や好みに合わせて選びましょう。
- 50ml 約2,000〜3,500円
- 100ml 約3,500〜5,000円
- 150ml 約5,000〜6,500円
オーデコロンはケルンの水という意味!ドイツ観光で最古の香水の場所をチェックしよう!
今回は、オーデコロンとケルンの関係性について解説しました。
オーデコロンはケルン市で誕生し、リラックス効果や健康に良いとしてケルンの水と呼ばれたいた背景があります。
また、4711のグロッケンガッセ・ギャラリーでは、当時の4711番通りの様子やケルンの水の香りを堪能できるのが魅力です。
もし、ドイツへ旅行する機会があれば、ぜひギャラリーへ足を運んで、オーデコロンの歴史を楽しむと良いでしょう。