香水を使っていると、商品によって持続時間が違っていると感じたことはありませんか?
持続時間が長いものから短いものまで、香水は商品ごとに使用感が変わってきます。
では、そもそもどうして香水の持続時間は違っているのでしょうか。
どんな違いで香りの持続時間が変化するのか、気になりますよね。
また、ブランド品でも中には持続時間が短いものもあります。
持続時間が長い香水が欲しいときには、どんなポイントをおさえればいいのか、知っておくと香水選びが楽になります。
ほかにも、プチプラ香水の選び方もあわせておさえておくのもおすすめです。
そこで今回は、持続時間が長い香水の特徴や香水の選び方などをあわせて解説します。
【メンズ・レディース】そもそも香水の持続時間はなにで決まる?長い・短いの違いとは
そもそも香水の持続時間はなにによって決まるのか、くわしく説明します。
香水は種類ごとに持続時間が変わる?
商品ごとに香りの持続時間が変化する香水ですが、大きく違いが出るのが香水の種類です。
香水は香りの濃度ごとに種類に違いがあり、主に4つに分かれます。
一番香りの濃度が低いのがオーデコロン、二番目に濃度が低いのがオードトワレ、三番目がオードパルファン、四番目がパルファンです。
香りの濃度にあわせて持続時間も変化するため、香水を選ぶときには種類まで調べるのが大切です。
だいたいオーデコロンは1~2時間、オードトワレは3~4時間、オードパルファンは4~6時間、パルファンが5~7時間が持続時間になります。
使いやすいのはオードトワレとオードパルファンで、香りの濃さや持続時間などを考えながら、香水の種類を選んでみてください。
種類だけでなく香水の香りの傾向によっても持続時間が変わることも?
香水は種類だけでなく、香りの傾向によっても持続時間が若干変化します。
商品ごとに使われている香料は違ってきますが、香水は揮発性の高いものの方が香りが伝わりやすく、低いものほど香りが伝わるまで時間がかかるのが特徴です。
そのため、揮発性が高い香料が多く使われている香水は香りが広がりやすいのですが、すぐに消えやすく、反対に揮発性が低いものは香りが残りやすくなっています。
分かりやすいのがグルマン系とシトラス系の香水で、香りが濃厚で甘く重たいグルマン系の香水は持続時間が長めで、さっぱりとした軽い使い心地のシトラス系は持続時間が短いです。
香水の濃度が高い香水でも、シトラス系などの香りがさっぱりしているものは持続時間が短くなりがちなため、注意しましょう。
反対に、濃度が低い香水でも、重たい香りだと持続時間が長くなることもあるので、事前に調べておくのがおすすめです。
香りの濃さや傾向を調べ、使いやすい香水を選びましょう。
香水の種類が同じでも環境によって持続時間が変わることもある?その理由とは
濃度や香りの傾向だけでなく、環境によっても持続時間が変化することがあります。
香りは高温多湿の環境で広がりやすく、反対に低温で乾燥した環境だと広がりにくくなっています。
湿度が低い海外で作られた香水がきつく感じる場合、この環境の変化が関係していることが多いです。
好みにもよりますが、海外の方の香水が強めなことがあるのも、環境による香りの感じ方の違いが関係しています。
湿度が高めの日本の場合、濃厚すぎる香りや甘すぎる香りは広がりやすく、周囲に迷惑をかけてしまいがちです。
比較的湿度の低い冬でも使いづらいものが多いので、使用する際には注意しましょう。
しかし、湿度の低い地域と比べてさっぱりした香りでも楽しみやすいのが日本の土地のメリットです。
また、日本では清潔感のある香りが好まれやすいため、爽やかさも感じる軽い香りの人気が高くなっています。
ブランド品でも香水の持続時間が長いものと短いものが?選び方を解説
香水の持続時間はブランド品でも長いものと短いものがあるのか、選び方とあわせてくわしく説明します。
持続時間が短いものもブランド香水の中にはある?その理由とは
ハイブランドの香水はフルボトルだと数万円するものもありますが、高いお金を出したのに、持続時間が短いものがあると、がっかりする人もいますよね。
しかし、プチプラよりは持ちがいい香水が多く、持ちが悪いものでも使いやすい工夫がされていたり、優秀な香りが多いです。
どうしてもさっぱりしたものは価格が高い香水でも香りが消えやすく、さらに濃度が低いコロンやトワレだとさらに持ちが悪くなります。
そのため、香りが消えやすいものはハイブランドの香水でもつけ直して使うのがおすすめです。
ブランド香水の中でも香りの持続時間が長いものが欲しい!選び方を解説
できる限り香りが長続きする香水が欲しいときには、ラストノートが重めのものを選ぶのがおすすめです。
ウッディな香りやムスクの香りが入っているものは、トップノートが軽めでも香りが残りやすくなっています。
また、ミドルに少し甘めだったり、重めの香りが入っているものを探してみてください。
しかし、香りの好みがあっていない香水だと、気分が悪くなる人もいるので、なるべく好みにあわせながら、香りが残りやすい香水を探してみましょう。
次に大切なのが、香水の種類です。
長持ちする香水が欲しいなら、オーデコロンやオードトワレよりもオードパルファンがおすすめです。
オードパルファンは香りの濃度が高めの香水になるため、使用するときにはウエストよりも下の位置に付けましょう。
香水はたくさんつけても香りがきつくなるだけで、あまり持続時間には関係ないため、控えめな香りを長く楽しみたいときには、量を調節するなどの工夫が必要です。
プチプラでも優秀な香水が欲しい!持続時間が長いものの探し方とは
持続時間が長いプチプラ香水の探し方について、くわしく説明します。
優秀なプチプラ商品は持続時間が長いものも!チェックしたいポイントは?
プチプラ商品でも、中にはしっかり持続時間が長いものもあります。
しかし、値段をおさえるために使用する香料の濃度を低めに作っているものが多いため、持続時間は短めのものが多いです。
持続時間がしっかり長いプチプラの香水が欲しいときには、ブランド品と同じように香りの傾向と濃度を確かめるようにしましょう。
ただし、甘めの香りなのになぜか香りが消えやすいものもプチプラ香水にはあります。
しっかり長続きする優秀な香水を見つけたいときには、口コミを利用するのがおすすめです。
口コミをチェックし、実際に使った人の感想から持続時間を確認し、優秀な香水を探してみてください。
プチプラ香水は香りが薄いものが多い!持続時間を長くする工夫がされているものも
爽やかな香りでも、プチプラ香水の中には香りの持ちをよくする成分を使用し、比較的長持ちするように作られているものもあります。
香りの傾向や香りの濃さだけでなく、持続時間を長くする工夫がされているプチプラ香水を探すのもおすすめです。
持続時間の長い香水を探すときには口コミやお店のテスターを利用してみよう
香水を探すときには、香りの流れや香りの強さなどのほかにも、持続時間まで調べておくのがおすすめです。
とくに外出先で香りを利用したいときには、シーンに合った香水を選びましょう。
香水は商品ごとに香りの持続時間が変わってくるので、具体的な持続時間をそれぞれ調べておくのが大切です。
持続時間が長い香水を探したいときには、口コミやお店のテスターを利用するのがおすすめです。
また、使われている香料によっても香りの持続時間が変化します。
香りが残りやすい香水は、揮発性の低い香料が使われていることが多いです。
トップノートからラストノートまでの流れを調べ、甘い香りが入っていたり、少し重めな香りが入っているものを探してみましょう。
とくにシトラス系などのさっぱりした香りは消えやすいので、その場合にはラストノートに香りが残りやすい香料が使われているのか、調べてみるのがおすすめです。
今回紹介したことを参考に、香水の持続時間をチェックしてみてください。