【保存版】偽物の香水の見分け方を徹底解説!トムフォード・シャネル・マルジェラなど!

コラム

ブランドの店舗や正規代理店以外で買った人気ブランドの香水、もしかしたら偽物では?と不安に思った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ネット通販やフリマサイトなどでは、正規店では手が届かない香水がお手頃価格で売られていることが多くありますが、偽物が多く出回っているのも事実。
「せっかく買ったのに本物とまったく別物だった!」なんてケースもよくあるのです。

そんな失敗を防ぐために、本記事では、人気ブランドの偽物の見分け方を徹底解説!
安く買えたけど、これって本物?本物と偽物の見分け方ってあるの?と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも偽物の香水って本当にあるの?

まず、そもそも偽物の香水は本当に出回っているのか、そして偽物の香水とはどんなものなのかを解説していきます。
併せて、香水の販売時よく目にする「並行輸入品」とは一体何なのかも説明していきましょう。

香水の偽物って本当にあるの?

偽ブランドというと、バッグや財布・時計などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は香水の偽物も多く出回っています。

バッグなどに比べると、香水の偽物を作るのはコストがかかるため、偽物はあまりないという人もいます。
しかし、人気ブランドの香水は需要が高く、コストをかけて偽物を作っても儲けが出るのが事実。
そのため、精巧な偽物を作っている悪質業者が多くいるのです。

香水の偽物ってどんなもの?

偽物の香水は、全くの別物の液体を入れて売っている場合もありますが、本物の香水をエタノールで薄めて詰め直していることが多いです。
そのため香り自体は本来に近いですが、アルコール臭が強く、香りがすぐに飛んでしまう傾向があります

愛用している方なら違和感に気づけるでしょうが、初めて使う方などで本来の香りを知らないと、偽物だと気づかずに使い続けてしまうかもしれません。
騙されないためにも、見分け方をしっかり知ることが大切です。

偽物の香水はどこで売られているの?

偽物の香水が特に多く販売されているのが、フリマアプリやネットオークションです。
もちろん本物のこともありますが、偽物が多く出回る市場になっています。

Amazonや楽天市場といったネット通販では、偽物を販売すると罪に問われるため基本的に本物のことが多いですが、レビューなどを見ると偽物だったという投稿をされている商品もあります。

また、本物だとしても、製造日からだいぶ年数が経過して品質が劣化した粗悪品が売られている可能性も。
そのため、購入の際は、信頼できるお店なのかレビューをよく確認することが大切です。
レビューの評価が低いお店や、レビューの数が少ないお店は避けたほうがいいでしょう。

並行輸入品ってどんなもの?

以下では、並行輸入品とは何なのか、また並行輸入品を購入することのメリット・デメリットを解説します。

並行輸入品とは

香水の販売では、「並行輸入品」という言葉をよく目にします。
並行輸入品は、正規代理店以外の業者や個人が海外で購入or輸入し販売している製品のことです。

「正規輸入品」とは異なるルートで輸入されたもので、価格が安いことなどから近年ネット通販などを通じて広く売買されています。

並行輸入品のメリット・デメリット

並行輸入品は、日本未発売の製品が購入できること・正規品より安く購入できることがメリットです。
なぜ価格が安いかというと、正規輸入品は販売価格が元のブランドで決められていますが、並行輸入品は業者や個人が独自に価格を決めることができので、正規輸入品に比べやすいことが多いのです。

一番のデメリットとしては、万が一の時の製品保証がないことが挙げられます。
並行輸入品は正規ルートではないので、万が一製品に不備があった場合返品・返金できる保証が付いていません。

また、取扱説明書が日本語でなく注意表示がなかった・粗悪品ですぐに壊れた・化粧品で皮膚に障害が起きた・リコールされているのに返品できなかったなどの情報が、消費者庁に寄せられているそう。

並行輸入品を選ぶときは、リスクを理解し自己責任と認識した上で、信頼できる業者から購入しましょう。

【トムフォード・ディオール・マルジェラ】人気ハイブランド香水の偽物の見分け方を知りたい!

それでは、人気ハイブランドである「トムフォード」「ディオール」「マルジェラ」の偽物の見分け方について解説していきましょう。

トムフォード(TOM FORD)

引用:トムフォード公式サイト

独自性があり、人と被りにくい個性的な香水が揃う「トムフォード」ですが、フリマサイト等で偽物が多く出回っています。

トムフォードは、国内での店舗数はシャネルやディオールなどに比べまだ少ないブランドです。
そのため香水の購入にはネット通販が多く利用されていて、偽物がはびこってしまっているのが現状のようです。

しかし、どんなに精巧に作っていても、偽物はどこかチープさが漂うもの。
トムフォードの本物の香水は、パッケージ・ロゴの品質が高く、緻密なデザインで細部まで仕上げていますが、偽物はフォントの間隔が本物と違ったり、印刷のずれや不鮮明なロゴ・安っぽい素材のものが多かったりするのが特徴です。

引用:ヤフー知恵袋

特に、金属のキャップの上部分に打ち込まれた”TOM FORD”の文字はクオリティの差が出やすく、本物は打ち込まれて凹んだ文字にマットな加工が施してあるのが特徴です。

購入の際は、公式画像とよく見比べるようにしてください。

ディオール(Dior)

引用:ディオール公式サイト

人気のデパコス「ディオール」もまた、偽物が多く出回っているブランドです。

メンズ人気の高い「ソヴァージュ」は、比較的偽物が少ないようですが、人気製品のため今後どんどん偽物が出回ってくる可能性があります。
(※正規価格…30ml/9,900円・60ml/12,320円・100ml/16,500円)

購入時には、販売元があやふやになっているお店・レビューが少ないor評価が低すぎるお店はやめておいたほうがいいでしょう。

また、値段が安すぎる場合も偽物の可能性が高いので、正規品の半値以下で販売しているものは疑っておいたほうが無難です。

引用:ディオール公式サイト

フリマサイトの場合は、容器が本物でも中身を入れ替えて出品している可能性もありますので、出品者が今までどんな品物を出品しているのか評価の内容などよくチェックしてください。
同一の香水を多数出品している出品者の商品は偽物である可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。

マルジェラ(Margiela)

引用:マルジェラ公式サイト

洗練された香りが揃う「マルジェラ」の香水。
特に人気の高い「レプリカ」シリーズは偽物が多数出回っており、実際被害にあった方が多くいるようです。

それでは、レプリカシリーズで一番人気の「 レイジーサンデーモーニング」での偽物の見分け方のポイントをご紹介していきましょう。
(正規価格…100ml/23,540円)

引用:マルジェラ公式サイト

本物の外箱はツルツルとした質感で、印刷の色がクリアですが、偽物はざらざらの質感で、写真の印刷が青っぽい色味で画質が荒いものが多いようです。

また、箱の内部は、本物の場合ボトルが動かないようフタ部分に紙の支えがあるのですが、偽物はボトルが直に入っています。

ボトルに貼られたラベルの違いでは、本物は綿素材のマットなラベルですが、偽物はツヤがあり織りの荒い化繊素材になっているのも特徴です。

ラベルの印字が左右均等でなく、不自然な余白があったり上下に文字が寄っていたりするものも偽物で間違いないでしょう。

【クロエ・イソップ・シャネル】女性に人気の高い香水の本物・偽物の違いとは

続いて、女性人気の高い香水ブランドである「クロエ」「イソップ」「シャネル」の偽物の見分け方を解説していきます。

クロエ(Chloe)

引用:クロエ公式サイト

女性らしい華やかな香りが魅力の「クロエ」の「クロエ オードパルファム」は、”モテ香水”と呼ばれるほど男性受けがいいと人気の香水です。

ネット通販やフリマサイトなどで気軽に購入できますが、購入する店舗によっては偽物が混じっているので注意が必要です。
(正規価格…30ml/10,450円・50ml/14,850円・100ml/21,120円)

引用:クロエ公式サイト

「クロエ オードパルファム」の偽物は、中の液体の色が薄いor濃い・香りが15分程度で消えてしまうものが多いそう。

また、外箱とボトルの製造番号が一致しているか外箱の印字に不自然な点はないか本物の画像と見比べるなどをチェックするといいでしょう。

また、「クロエ オードパルファム」は並行輸入品も多く流通しています。
販売されているものの多くは本物ですが、日本に運ばれて販売されるまでどのような状態で保管されていたかまではわかりません。
評価や販売実績などをチェックし、信頼できるショップなのかをしっかり吟味する必要があります。

イソップ(Aesop)

引用:イソップ公式サイト

イソップの香水に関しては、偽物についての情報がほとんどなく、あまり出回っていないようです。

しかし、公式サイト以外で並行輸入品を購入するなら、価格が極端に安すぎるものは避け、出品元の評価をチェックしてください。
出品元の評価が悪いor評価が少ない店は避け、正規の値段の半額以下で売られているものは購入しない方がいいでしょう。

シャネル(CHANEL)

引用:シャネル公式サイト

世界的ブランド「シャネル」の香水は、N°5やガブリエルシャネルなど、長く愛され続けている名香揃い。
中でも2003年に発売された4種類の「チャンスシリーズ」は若い層を中心に大人気となっており、その人気ゆえ偽物が多く出回ってしまっています。
(正規価格…オードゥトワレット 50ml/13,750円・100ml/19,250円)

引用:シャネル公式サイト

シャネルの偽物を見分けるポイントとしては、CHANELのフォント・外箱のロゴマーク・外箱の品番とロット番号などが挙げられます。

CHANELのロゴのフォントのチェックポイントは以下の通りです。

  • Cの切り口は斜めになっている
  • Hの横棒は真ん中よりも上にある
  • Aの上は平らになっている
  • Nの上下は平らになっている
  • Eの横棒の長さは、真ん中が一番短く、下がいちばん長い

また、外箱の見分け方として、シャネルの外箱のロゴマークでは、象徴であるダブルCの部分が盛り上がっていて、周りの〇は盛り上がっていないのが特徴です。
箱の裏も、ダブルC部分のみ凹みがあり、周りの〇部分は凹んでいません。

外箱の底には必ず6桁の品番が印刷され、4桁のロット番号が記載されていますのでこちらもチェックしておきましょう。

【ジョーマローン・ランバン・ルラボ】洗練された本物の香りを楽しみたい!偽物香水の見分け方を紹介

次に、付けているだけでおしゃれにキマる、洗練された香りが人気の香水ブランド「ジョーマローン」「ランバン」「ルラボ」の偽物の見分け方を解説していきます。

ジョーマローン

引用:ジョーマローン公式サイト

「ジョーマローン」は、他にはない洗練された香りで、芸能人にも愛用者が多い香水ブランドですが、ネット上では偽物が多く出回っています。

SNSを見てみても、フリマ・オークションサイトで購入したら偽物だったという書き込みが多く見られました。

引用:ジョーマローン公式サイト

ジョーマローンの偽物は、キャップの形状が違う・ラベルの文字の間隔が違うなど、見た目で分かるものも多くありますので、まずは本物の画像と見比べて違和感がないかよく確認してみて下さい。
ただし、かなり精巧に作られていたり、容器のみ本物を使用したりしている場合は見分けるのが困難でしょう。

偽物を実際使用した方の口コミでは、スプレーが霧状に噴射しないすぐ液漏れするといった不良品や、そもそも本物と香りが全く違うといった投稿が寄せられていました。

ランバン

引用:ラトリエ デ パルファム公式サイト

「ランバン」の代表作ともいわれる「エクラドゥ アルページュ」は、可愛いと大人っぽいの中間くらいの雰囲気で、爽やかなフローラルの香りが人気の香水です。
(正規価格…30ml/7,590円・50ml/9,900円・100ml/14,410円)

そんな「エクラドゥ アルページュ」ですが、ネットで購入してみたら偽物だった!という声が多く見受けられました。


引用:ラトリエ デ パルファム公式サイト

見た目で見分けるポイントは、正規代理店のシールが貼ってあるか・ボトルにプリントされた金色のイラストが鮮明でかすれなどがないかです。

実際偽物を使ってみると、アルコール臭がきつい・すぐ香りが飛ぶ・香りが薄いといった特徴があるようです。

ルラボ

引用:ルラボ公式サイト

ニューヨーク発の香水ブランド「ルラボ」は、2019年以降から偽物が多く出回り始めたそう。
ルラボのこだわり抜かれた香水は価格が高く、少しでも安く購入したいというユーザーが多いため偽物が出回りやすいようです。

引用:ルラボ公式サイト

ルラボはラベルに日付が記載されている(通常、上の画像の”on”の項目に記載)のが特徴ですが、偽物は日付が隠されていたり書き換えられたり、ラベルの上からシールが貼られていることがあります。

そして、フリマサイトでの購入の場合、同じ日付のものがたくさん出品されていないかも注目ポイント。
同日に沢山購入された可能性もありますが、偽物と疑わしい部分もあるので避けたほうが無難でしょう。

また、ラベルの”compounded”の欄は調香された場所が記載されているのですが、「in DFS」「in Moscow」「by Sophie」とあるものは偽物の可能性が高いそう。
ラベルの文字に注目して、偽物を見分けるようにしてみて下さいね。

メルカリで売っている香水を偽物と見分ける方法ってある?

さまざまな商品をお得に手に入れられるフリマサイト「メルカリ」。
メルカリでは多数の香水が出品されていて、購入しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

以下では、メルカリで売られている偽物の香水の特徴見分けるポイントを解説していきますので、購入前にぜひチェックしてみて下さいね。

そもそもメルカリで偽物の香水が売られているの?

メルカリは、使わなくなったもの・未使用のものなどを安く手に入れられる便利なサービスですが、偽物の香水が多く出品されているため注意が必要です。

もちろんすべての香水が偽物ではなく、本物の製品もありますが、残念ながら偽物を大量に出品している悪質な出品者も多くいます。

メルカリで売られている偽物の香水はどんなものがあるの?

メルカリでよくみられる偽物のケースとしては、以下が挙げられます。

  • 本物の香水を薄めて販売している
  • 香水ボトル・中身共にすべて偽物を販売している

偽物の香水は、量をかさ増しするためにエタノールなどで薄めて販売しているケースが多くあり、実際付けるとアルコール臭がきつく香りも飛びやすいのが特徴。

また、あまり香水の知識がない人をターゲットに、ボトルデザインも粗悪で中身も別物の、全く違う偽物を売っているケースもあるそうです。

メルカリで偽物の香水を見分けるポイントは?

メルカリで偽物と見分けるには、以下の項目をチェックするのがおすすめです。

  • 価格が安すぎないか
  • 包装があるか
  • 外箱に書かれた情報は正しいか・デザインに違いはないか
  • 管理番号・ロット番号・シリアル番号の記載があるか
  • 正規代理店のラベル(シール)があるか

まず価格ですが、新品未使用の価格が正規品の半額以下の場合注意が必要です。
並行輸入品であっても、半額以下で本物の香水を購入するのは難しいので、偽物の可能性が高いでしょう。

また、包装の有無については、新品の場合、外箱の周りに包装(フィルム)が巻かれていることが多いためチェックしておいてください。
フィルムが無い又はシワが寄っている場合は、一度開封された可能性があります。

そして、外箱に書かれた文章が、明らかにスペルが違う文法がおかしい場合は偽物とみて間違いないでしょう。
外箱やボトルデザインをよく見ると、余白が不自然・フォントが違う・印刷薄い・刻印のくぼみがないなど偽物との違いがどこかに見つけられることが多いです。

また、管理番号・ロット番号・シリアル番号の記載の有無も重要。

化粧品の製造年月日を調べられるサイト「check freshでは、香水の外箱やボトルの底などに記載されているパッチコードと呼ばれるナンバーを入力すると、その香水が何年の何月に製造されたかがわかるので、香水購入の目安に便利です。

香水は未開封でも製造日から3年程度で使い切るのがいいといわれています。
製造年月日を調べて、あまりに古いものは劣化し香りが変わっている可能性もあるので、避けることをおすすめします。

そして通常、日本に輸入される香水は正規代理店が取り扱うことが多く、その際正規代理店のラベル(シール)がボトルと箱に貼られるので、正規代理店のラベル(シール)がない場合は出品者に問い合わせるといいでしょう。

メルカリは偽物の香水が多いの?

残念ながら、メルカリには多くの偽物の香水が出品されています。
もちろん本物も多数出品されていますが、商品画像に現品ではない本物の画像を使用しているケースもあり、見分けるのはなかなか難しいかもしれません。

但し、メルカリ側も偽物を流通させないよう、「正規品と確証のない商品」を削除するなどの対応をしています。

メルカリが行っている、偽物のブランド品に対する対応の詳細は以下の通りです。

あんしん・あんぜんに取引いただけるよう、メルカリではブランド品の偽物や正規品と確証がない商品の出品を禁止しています。

「事務局で禁止出品物に該当する商品を確認した」または「お客さまの報告を受け禁止出品物に該当する可能性があると判断した」場合、適宜商品削除や出品者の利用制限、取引キャンセル等の措置を行っております。

該当の出品者に対する個別の対応内容についてはご案内いたしかねますが、すべてのお客さまが快適にメルカリをご利用いただけるよう対応を進めてまいります。

引用元:メルカリ

偽物の香水を見分けて本物の香りを手に入れよう!

香水の偽物はどんなものが出回っているのか、また人気ブランドの偽物の香水の見分け方などをご紹介しました。

香水をネットで検索すると、偽物と本物が入り混じっていて、一体どれが本物か迷ってしまいますよね。

本物のブランド香水を確実に購入するなら、ブランドの店舗や公式サイト・正規代理店での購入がおすすめです。
しかしなかなか購入しに行けない方や、なるべく安く本物を購入したい方は、販売しているお店が信用できるか・商品に不自然な点はないかをしっかりと見分けて、慎重に購入するようにしてください。

どんなに見た目を似せてみても、偽物と本物では香りが全く異なります。
ぜひ偽物の香水の見分け方をチェックして、本物の香りを堪能してくださいね。

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