香水を語るうえで欠かせない「ラストノート」。
しかし、「ラストノートが嫌い」「ラストノートの意味がわからない」という声も多く見られます。
この記事では、香水のラストノートの意味や成分、メンズ香水との関係、よくある疑問まで詳しく解説します。
ラストノートとは？香水における意味と英語表現
ラストノートとは、香水をつけてから数時間後に香る、最終的な香りを指します。
トップノート（第一印象）、ミドルノート（香りの中心）に続く、香りの余韻ともいえる部分です。
英語では「base note（ベースノート）」と呼ばれることが多く、フレグランスのベースとなる重めの香料が使われています。
ラストノートによく使われる香料
以下のような成分がラストノートに用いられます。
| 成分 | 特徴 |
|---|---|
| ムスク | 官能的でやわらかく、肌に馴染む香り |
| バニラ | 甘く安心感のある香りで持続性が高い |
| サンダルウッド | 落ち着きのあるウッディな香り |
| アンバー | 甘さと温かみがあり、香りの深みを演出 |
なぜラストノートが「嫌い」と言われるのか？
ラストノートは時間が経ってから肌に残る香りであるため、人によっては「重すぎる」「甘すぎる」と感じることがあります。
とくにムスクやバニラなどの香料は濃厚さが特徴なので、好みが分かれやすい傾向にあります。
また、自分の体温や肌質によって香りの出方が変わるため、「思っていたのと違う」という印象になることも理由のひとつです。
メンズ香水におけるラストノートの特徴
男性向け香水でもラストノートは重要な役割を持っています。
メンズ香水では以下のような香料がラストノートによく使われます。
- ウッディ系（シダーウッド、サンダルウッド）
- スモーキー系（レザー、タバコ）
- ムスクやアンバーなどの官能的な香り
清潔感や大人の落ち着きを演出するために、ラストノートの選び方は非常に重要です。
ラストノートを知れば香水選びがもっと楽しくなる
香水は、時間とともに香りが変化する「ストーリー性」が魅力です。
その中でラストノートは香りの締めくくりとして、自分や周囲の印象を決める重要な要素です。
もし香水の香りが「何か違う」と感じたら、ラストノートに注目してみてください。
自分に合った香りを見つけるヒントになります。
