【保存版】香水のラストノートとは?種類や香りが残る時間など解説

コラム

香水はつけたての香りと時間が経ったときの香りでは、匂いが違ってきますよね。
匂いの移り変わりなかでも、ラストノートにはどんな傾向があるのでしょうか。
香水を購入する場合、ラストノートまでしっかり調べておいた方が、失敗するリスクを減らせます。
そもそもラストノートとは、具体的にどんな香りなのでしょうか。
ラストノートはどうやって確かめられるのか、香りの大まかな種類なども知りたいですよね。

また、香りはどのくらいで出てくるのか、香りが残る時間とあわせて気になる人も多いのではないでしょうか。
ほかにも、ラストノートの香りの傾向によって香水の選び方はどう変わってくるのか、知っておくと便利です。
そこで今回は、香水のラストノートとはどんなものなのか、ラストノートの確かめ方や香りの傾向、香りの持続時間や出てくる時間、香水の選び方などをあわせて解説します。

時間の変化で香りが変わる?香水のラストノートとは

香水のラストノートとはどんなものなのか、くわしく説明します。

ラストノートって?香水が時間経過とともに香りが変化する理由を解説

そもそも香水は、つけたての香りと付けてから時間が経ったときの香りが違ってきます。
つけてすぐ出てくる香りをトップノート、時間が少し経ってから出てくるのがミドルノート、最後に出てくるのがラストノートです。

香水の香りは調合された香料が揮発することで、周囲に広がっていきます。
香料の種類によって揮発のしやすさは変わり、とくに揮発しやすい香料がトップノートです。
そこから、ミドルノート、ラストノートと、徐々に香料が揮発していくことで、香りが変化します。

ラストノートは香水に調合された香りの中でも、とくに揮発が緩やかなのが特徴です。
名前のとおり最後に出てくる香りということもあり、場合によっては一番長く残る香りにもなります。

香水を選ぶときにはラストノートも大切?その理由とは

ラストノートは最後に出てくる香りですが、すぐに消えてしまうトップノートよりも大切になります。
香水は最初にミドルノートを考えるとよく言われるように、徐々に出てくる香りによって印象が変わってきます。
トップノートは時間とともに早めに消えてしまうため、香水を選ぶときには、ミドルノートやラストノートを調べるのが大切です。

とくに試供品で香りを確かめると、つけたての香りしか分からず、購入後に後悔することもあるので、気をつけなければいけません。
軽い香りだと思って購入したのに、徐々に重めな香りが出てきてイメージと香りが変わってしまった、ということもあります。
場合によっては全く違う香りになることもあるので、きちんとラストノートを調べてから購入しましょう。

ラストノートってどうやって確かめられるの?

香水は時間経過とともに香りが変わることもあり、全体的な香りの輪郭を確かめるのが難しくなります。
ラストノートを確かめたい場合、香水を付けてから時間をおいて香りをチェックする必要があります。

そのため、試供品を紙や肌につけてすぐの香りと、時間をおいてからの香りの両方とも確認するのが大切です。
面倒ですが、実店舗で試供品を使ってすぐに購入するのではなく、ラストノートが出てきて香りを確認してから購入するのがおすすめです。
もしどうしてもその場で購入したいときには、香りの傾向を事前にしっかり調べておきましょう。

トップノートからラストノートまでの大まかの流れは、文字で確かめることもできるので、調べてみてください。
ただし、香水ごとに香りの流れが同じでも香りの強さや微妙な香りの重なりが変わってくるため、実際に使った人のレビューを読んでみるのもおすすめです。

ムスクやバニラが多い?香水のラストノートの種類は?香りの傾向を解説

香水のラストノートの種類など、香りの傾向をくわしく説明します。

どんな香りになる?ラストノートの香りの傾向は?

すでに説明した通り、ラストノートは最後に出てくる香りになります。
揮発することで香料が周囲に広がるため、ラストノートは揮発するのがゆるやかな香料になるのが特徴です。

香りの傾向としては、ウッディ系や動物性の香りが主になります。
ウッディ系は、サンダルウッドやシダーウッド、モス、パチョリなどの香料のことです。
ゆったりと落ち着いた木々の香りで、自然で深みのある香りが特徴です。

動物性の香りはムスクやバニラ、アンバー、レザーなどの動物性の香りになります。
レザーやアンバーなどの動物性の香りはアニマルノートとも呼ばれ、動物由来の精油によって香りに厚みを出せます。
野性っぽさがあり力強くて個性的な香りが多いのですが、香りに奥行きを出してくれるのが特徴です。

バニラやムスクはエキゾチックな雰囲気もあり、オリエンタル系とも呼ばれます。
アニマル系やオリエンタル系の香りは、肌なじみが良く、最後までふんわり柔らかく香るのが特徴です。

ラストノートは揮発がゆったりした香り!種類によって残り方が違う

香りは種類ごとに揮発の仕方が変わるため、調合によって香りの残り方が変わってきます。
ラストノートは比較的ゆっくり揮発するのが特徴ですが、ミドルノートまでの香りが若干残っていたり、それまでの香りの重なりなどによって香りの輪郭が決まります。

また、香りの濃さや肌本来の匂いなどによっても、ラストノートは変化するので、具体的な香りは実際に付けないと分からないことが多いです。
時間経過とともに出てくる残り香になるため、ラストノートはとくに香水の中でも重要な部分です。
どんな香りが最後に残ってほしいのか、きちんと考えて香水を選びましょう。

香水はブランドごとに香りの移り変わりが違ってくる!消えやすい香りとは

ブランドや商品ごとに、香水の移り変わりは違ってきます。
とくに香りが消えやすいのが、シトラス系やグリーン系などのようなさっぱりした香りです。
つけたてからしっかり香りを感じられるのですが、がっつり早めに揮発して香りを感じられる分、香りが消えるのも早くなります。

シトラス系が中心のさっぱりした香りの香水は、濃度が高い香水でも香りが消えやすいので、注意が必要です。
また、シトラス系でも最後まで残るのは甘い香りやウッディな香りだったりするため、イメージと違ったと感じる人もいます。
香水を選ぶときには、最初の香りがどのくらい残りやすいのか、香りの流れを想像して選びましょう。

香水のラストノートが出てくる時間や持続時間はどのくらい?

ラストノートが出てくる時間や持続時間について、くわしく説明します。

最後にラストノートが出てくる時間はいつ?

ラストノートが出てくるのが、だいたい2時間くらい経った後で出てきます。
基本的に香水は種類ごとに持続時間が変わってくるため、濃度が濃いものの方があわせてラストノートもしっかりした香りが長く残る傾向にあります。

2時間くらい経ってから出てきて、香りが消えるまでの残り香ということもあり、ラストノートはとても大切な部分です。
トップノートはすぐに香りがなくなることもあり、ミドルノートが出てくる30分前に香水を付けることも多いです。
ラストノートがどのくらい続いてほしいか、どのくらいで来てほしいのか、ミドルノートが出てくるタイミングなどを考えながら香水を使いましょう。

ラストノートの持続時間も香水の種類ごとに違ってくる!

すでに説明した通り、ラストノートは香水の残り香になります
香水の濃さや香りの傾向によって、ラストノートの持続時間は変化します。

全体的に、揮発がゆったりしているウッディノートを中心に組み立てた香水の場合、香りの強さに限らず、ラストノートは長めです。
反対に揮発が早いものはその分、ラストノートも消えやすくなります。
しっかり長めに香りを楽しみたいときには、香り全体の組み立てを確認し、残りやすい香りが調合されているものを選ぶのもおすすめです。

ただし、残りやすい香りは全体的に重たい印象のものが多く、夏などの暑い季節には合わないこともあります。
シーンや季節、好みも考えつつ、自分に合ったラストノートのものを選びましょう。

ラストノートが好き?嫌い?香水を選ぶときのポイントとは

香水を選ぶときのポイントについて、くわしく説明します。

フレグランス選びではラストノートを気にした方がいいの?

香水はトップノートがすぐに消えてしまうこともあり、ミドルノートやラストノートがとても大切です。
とくにラストノートは香水の残り香にもなるので、きちんとチェックしましょう。

香水を選ぶときにもラストノートは大切なポイントになり、確かめずに購入すると失敗することも多いです。
ラストノートによって香りの印象も多く変わるため、まずはどんな香りが残ってほしいか、考えるのもおすすめです。
トップノートからラストノートまでの流れをテスターでチェックすることで、時間経過とともに好みの香りではなくなる失敗をさけられます。

香水を選ぶときのポイントは?

ラストノートの香りが大切だと説明しましたが、香水を選ぶときにはラストノート以外にも香水の種類もチェックしておきましょう。
香水は香料の濃度によって、香りの持続時間が変わってきます。
持続時間でラストノートの印象も変化するため、事前にチェックするのが大切です。

一番香りの持続時間が短いのがオーデコロンで、次いでオードトワレ、オードパルファン、パルファンと香りが濃くなっていきます。
香りが濃いほど、ラストノートもはっきりと残りやすいので、香りの好みとあわせてラストノートの残り方も考えましょう。

フレッシュな香りは消えやすいのですが、コロンよりもオードパルファンの方がラストノートが消えるまでの時間は長めです。
反対にコロンでも重めの香りはラストノートまで残りやすく、長く香りを楽しめます。

香りが長く残るからといって、ラストノートを重ためのものを選ぶと、香りが好みではなく、公開することもあります。
好みの香りの傾向と香水の種類、ラストノートの香りをチェックし、自分に合ったものを選ぶのが大切です。

香水を選ぶときにはトップノートからラストノートまでの流れを確認するのが大切!

トップノートからラストノートまで、香水は時間経過とともに香りの傾向が変わってきます。
調合された香りによって匂いの広がり方が変わってくるので、香水を購入するときには注意しましょう。
香りの中でもとくにさっぱりしていて揮発性の高い香りは香りが広がりやすく、トップノートは比較的軽めの香りになります。
徐々に重たい香りが出てくるのが香水の特徴で、ラストノートも落ち着いた深みのある香りが多いです。

また、最後に残るラストノートは香水の中でもとくに重要な部分です。
なるべく試供品などで香りを具体的にチェックするのがおすすめですが、もしできないときには、レビューなどを調べてみましょう。
人によって香りの好みが違ってくるので、レビューをチェックするときには、香水の良い・悪いではなく、香りの傾向を重点的に調べるのが大切です。
今回解説したことを参考に、香水選びをするときにはラストノートまで調べてから購入してみましょう。

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