香水の中でも、お香の香りがするものがありますが、いったいどんな香料が使われているのでしょうか。
どうしてお香のような香りだと感じるのか、気になりますよね。
お香の香りがする香水にはいろいろありますが、どんな人におすすめな香りなのでしょうか。
また、同じような香りでもお香と香水にはどんな違いがあるのか、アイテムを探すときにおさえておくと便利です。
お香と香水の違いだけでなく、同じお香の香りがする香水でも商品ごとに違いがあるため、選ぶ際にはポイントをおさえておきましょう。
ほかにも、具体的におすすめなお香みたいな香りの香水も知りたいですよね。
そこで今回は、お香みたいな香りの人気おすすめ香水5選を、香りの特徴やお香と香水の違い、選び方のポイントなどとあわせて紹介します。
知恵袋でも質問が!お香の香りがする香水って?どんな香料が使われてる?
お香の香りがする香水とはどんなものなのか、くわしく説明します。
どんな香料が使われてる?お香の香りがする香水とは
香水の中でも、お香のような香りがするものにはサンダルウッド(白檀)が入っていることが多いです。
サンダルウッドは古くから日本でも親しまれていて、お香として利用されてきました。
そのため、サンダルウッド自体の香りを嗅いだ時にお香のような香りだと感じる人も多いです。
香りとしては、ほかのウッディ系の香料の中でも優しく落ち着いていて、独特な甘みと深みがあるのが特徴です。
サンダルウッドが入った香水は、高級感のあるリッチな深みと奥行きが出ます。
とくにエキゾチックでオリエンタルな香りやウッディ系の香りと相性が良く、自然や寺院のような香りを楽しめます。
インドでは古くから瞑想の時に使われる香りでもあるので、リラックスしたいときにもおすすめな香りです。
お香の香りがする香水ってどんな人におすすめ?
サンダルウッドが入ったお香の香りがする香水は、次のような人におすすめです。
- 寺院や自然の香りが好き
- ナチュラルで仄かな甘さとスモーキーな香りが好き
- 香水っぽさがあまりないエキゾチックな香りが好き
まず、お香のような香りということもあり、サンダルウッドの香りは寺院の香りが好きな人におすすめです。
また、ウッディ系特有の自然な香りもするので、森林にいるような清々しい香りが好きな人にも人気があります。
清々しい香りですが、サンダルウッドにはナチュラルで仄かな甘さとウッディ系のスモーキーさがあります。
花や果実のような甘さではなく、より控えめでさりげない甘さとスモーキーさが欲しい人はサンダルウッドの香の香水を試してみてください。
最後におすすめなのが、エキゾチックで香水っぽさがあまりない香りが好きな人です。
サンダルウッドはお香のような香りがすることもあり、瞑想できるような心を落ち着かせるアロマな雰囲気があります。
エキゾチックな雰囲気がありながらもリラックスできる香りは、香水っぽさがあまりなく、さりげなく付けられるのがポイントです。
同じ白檀が使われていても別のアイテム!お香と香水の違いとは
お香と香水の違いについて、くわしく説明します。
どちらも同じ香り?お香と香水の違いを解説
同じようにサンダルウッドが使われていても、お香と香水は別のアイテムです。
まず違いがあるのが、香水は肌に付けて使うもので、お香は香りを楽しむものという点です。
香水にもアルコールタイプのものやウォーターベースのものなどがありますが、基本的には肌に付けて使います。
対してお香は、香料の香りを楽しむもののため、直接体に付けて使用しません。
また、お香は原料そのものを楽しむもので、香水は原料から抽出したオイルや香料にアルコールなどを加えて作るものになります。
明確な違いがあるため、使い分けて香りを楽しみましょう。
お香を香水代わりにすることってできないの?
香水代わりにお香を使いたい場合、肌に香りをつけるのは難しいのですが、煙を服に付けて香りを楽しむことはできます。
部屋でお香を焚いて、近くに服を吊るしておくと香りがふんわりと付着します。
もし、あまり香りがつかないときには、服と一緒にお香を収めて香りを移すのもおすすめです。
しかし、服に香りをつけると肌と違って洗い流すのが難しいため、注意しましょう。
香水と違って強い香りではないので、しっかり白檀などの香りが楽しみたいときには、香水を肌に付けて使うのがおすすめです。
【店舗・通販】お香っぽい匂いの香水の選び方は?購入方法とあわせて紹介
お香っぽい匂いの香水の選び方について、くわしく説明します。
商品ごとに香りが違う!お香っぽい香水の選び方は?
お香っぽい香水を選ぶ場合、サンダルウッドの香りを中心に作った香りか、そうではない香りか、どちらを探すのか、まずは考えましょう。
同じようにサンダルウッドの香が入っている香水でも、それぞれ香りの出方は違ってきます。
まずは商品説明を読み、だいたいのサンダルウッドの香りの使われ方をチェックし、気になる香りをいくつか選んでみましょう。
そのあとは、香りの流れをチェックし、口コミなどを調べ、具体的にサンダルウッドの香りがどのくらいするのか、ほかの香りとの組み合わせられ方をチェックします。
また、お香と言っても和風な香りやオリエンタルな香りなど様々なため、より具体的な香りを調べてから好みの香りを選ぶのが大切です。
ブランド店と通販ならどこで香水を購入するがおすすめ?
サンダルウッドのようなお香の香りの香水が欲しい場合、実際にブランド店などの店舗で香りを確かめてから購入するのがおすすめです。
微妙な香りのニュアンスを確かめてから購入することで、香水選びに失敗しにくくなります。
どうしてもお店に行けないときには、くわしく香りを確かめてから、少量のものから購入するのがおすすめです。
【メンズ・レディース】プチプラでもある?お香みたいな香りのおすすめ人気香水5選!
お香みたいな香りのおすすめ人気香水5選を、くわしく紹介します。
お香屋さんの香水!「香十 オードトワレ ジュエモン 芯 SHIN」
こちらは、歴史あるお香屋さんが販売している香水です。
着物や和服に似合う香水ということで、本格的に日本のお香っぽい香りの香水が欲しい人におすすめです。
和服や着物をイメージしたこちらの香りは、中心という意味の芯の強さが表現されています。
お香を想起させる重厚なウッディとスパイスを調和せたウード調の香りは、より本格的にお香っぽい香水を探している人におすすめです。
上質なお香の香りがしますが、オードトワレということもあり、さらっと使いやすい香りになっています。
こちらの香水は公式のオンラインショップで購入できるのですが、ネット購入をした際にはオリジナルの手提げ袋がついてきます。
送料は地域ごとに違ってくるので、購入前にチェックしてみてください。
サイトでは香水以外にもお香も販売しているので、香水とあわせて購入するのもおすすめです。
寺院で焚かれるサンダルウッドの香り「ディプティック タムダオ オードトワレ」
こちらは、寺院で焚かれるサンダルウッドのかすかにスパイシーで柔らかいベルベットのような香りの香水です。
タムダオはベトナム北部のタムダオ山脈の高原のことで、避暑地として昔から海外で人気のある場所です。
インドシナの神聖な森の思い出をイメージした香水で、ベトナムの森と神聖な寺院を想起させる香りになっています。
トップノートはローズ、ミルテ、サイプレス、ミドルノートがシダーウッド、サンダルウッド、ラストノートがスパイシーノート、アンバー、ホワイトムスク、ポリサンドールです。
サンダルウッドとアジアのスパイスのスパイシーでクリーミーな香りが、上質なお香のようなニュアンスを生み出しています。
ユニセックスな香りのため、男性・女性どちらも使いやすい香りになります。
純朴な白檀の神を思わせる香り「フィンカ サンダルウッド オードトワレ」
こちらは、気高く崇高で純朴な白檀の神を思わせる香りの香水です。
自然の木の香りでリラックスしたい人や、お香のような神聖さを感じる香りを探している人におすすめな香水になります。
トップノートはレモン、ベルガモット、ミドルノートはローズ、ジャスミン、ベースノートはムスク、アンバー、サンダルウッド、パチュリ、ベチバーです。
トップのほんのり柔らかいシトラスが、洗練さや美しさを感じさせ、ミドルからラストのしなやかに香る白檀が、安心感や寄り添ってくれるような穏やかな雰囲気を与えてくれます。
フィンカの香水は、重ね付けができる香水になるのですが、こちらはベースとして使うと、奥行きが生まれ、ラストに深みを出してくれるのが特徴です。
とくにウッド系の香りと相性がいいので、重ね付けに利用してみてください。
ノマディズムを表現した香り「バイレード ジプシーウォーター」
こちらは、ロマニー文化の美しさ、独特の習慣、奥深い信仰、他とは違う生き方への頌歌を表現した香水です。
生まれながらのノマディズムがもたらした色彩豊かなライフスタイルへの夢を呼び覚ます、松葉とサンダルウッドのウッディな香りとアンバーシトラスのフレッシュな香りになります。
トップノートはベルガモット、ジュニパーベリー、レモン、ペッパー、ハートノートはインセンス、アイリス、パインニードル、ベースノートがアンバー、サンダルウッド、バニラです。
新鮮でみずみずしい土の香、深い森や焚火の燻るような匂いで、生命力と夢、自由な精神にあふれた自然とともに暮らす人々のスピリットを感じさせてくれます。
甘くエキゾチックな香りの中に、スモーキーで仄かな奥のニュアンスを感じる香水です。
みずみずしい柑橘とスパイスの香り「タン フレグランスミストAW アロマティックウッド」
こちらは、爽やかでフレッシュな香りの中に癒されるお香のようなスパイスの温かみのある香りが合わさった香水です。
アロマティックでウッディな香りで、元気になりたいときや癒されたいときにおすすめなアイテムになります。
主な香料は、オレンジ、ナツメグ、タンジェリン、サンダルウッドです。
フレグランスミストということで、肌だけでなく髪や服にさっと吹きかけてカジュアルに香りを楽しめるアイテムです。
ピローミストとしてもおすすめで、寝る前に使うことで、リラックスして眠りにつけます。
柑橘系でスパイシーな香りは重さがなく爽やかで、さらっとお香のような香りを楽しみたいときにおすすめです。
お香のような香水の香りの中でも、カジュアルに香りを楽しみたい人はこちらのアイテムを使ってみてください。
神社仏閣が好きだったり自然に癒されたいならお香みたいな香りの香水を探してみよう!
お香みたいな香りの香水は、とくに神社仏閣や京都が好きな人におすすめです。
歴史を感じるだけでなく、木が持つ独特の包容力や癒し効果もお香の香りの魅力です。
自然に癒されたい人にも、お香みたいな香りの香水はおすすめなので、ためしてみてください。
また、同じように白檀が使われていても、香水によって香りは違ってきます。
白檀の香りが濃いものがあったり、よりエキゾチックな香りがあったり、香水によって特徴はさまざまです。
より好みの香水を探したいときには、お店のテスターで香りを確かめたり、口コミで香りの雰囲気を調べてみましょう。
今回紹介したことを参考に、お香の香りがする香水をチェックしてみてください。