フルーティーな香りの香水によく使われているのがペアーです。
今回は、ペアーの香水をたっぷりとご紹介します。
プチプラの香水や、メンズ向けの香りもみていきましょう。
ペアーってどんな香り?特徴について調べてみた
まずは、ペアーとはどのような香りなのか解説します。
そもそもペアーとは、洋ナシのことで、ラフランスなどの品種は知っているという方も多いのではないでしょうか。
香りは、みずみずしい甘さが魅力で、柔らかく優しい印象です。
フルーティーノートの中では、レモンやオレンジなどのシトラス系の次に人気の香り。
穏やかに香り立つので、トップノートやミドルノートによく使われています。
ペアーの香りは、フルーティー系の香水はもちろん、フローラル系の香水にもよく使われています。
ペアーの香りをしっかりと感じたい方はフルーティー系の香水を、ペアーの香りとお花の香りをどちらも楽しみたい方はフローラル系の香水を選んでみてくださいね。
【ジョーマローン・SHIRO・ジルスチュアート】代表的なペアーの香水にはどんなものがある?
ここでは、代表的なペアーの香水をご紹介します。
ジョーマローンやSHIRO、ジルスチュアートのペアーの香水をみていきましょう。
ジョーマローン イングリッシュ ペアー & フリージア
こちらは、ジョーマローンの香水の中でも人気ナンバーワンの香りです。
フレッシュなペアーの上品な甘さを楽しむことができますよ。
トップノートは、みずみずしいペアーとメロンの香りから始まります。
ミドルノートでは、清潔感のあるホワイトフリージアとローズの香りへと変化。
ほんのりと甘さを残しながら、ラストノートでは、ムスクやパチュリ、ルバーブ、アンバーが余韻となって広がります。
清潔感があって好感度の高い香りなので、香水だけでなく、ハンドクリームなど他の製品もこの香りで統一しているという方が多数!
ペアーの香水を初めて使うという方は、ぜひこちらを試してみてくださいね。
ジョーマローン イングリッシュペアー&スイートピー
ジョーマローンには、もうひとつイングリッシュペアーを使った香水があります。
こちらは、イギリスの詩人であるジョン・キーツの「秋に寄せて」という詩にインスピレーションを受けた香りです。
また、フードロスに着目して、生の果実からエッセンスを抽出しているのもポイント。
なんと、2年半の歳月をかけて作られました。
トップノートは、生の果実をたっぷりと使ったペアーのジューシーな香りが主役。
ミドルノートのスイートピーは、繊細でほのかな甘さのあるフローラルの香りです。
ラストノートでは、柔らかいムスクが肌を包み込みます。
まるで、太陽の光が降り注ぐ果樹園の日陰で、ピクニックしているようなイメージ。
ぬくもりあるペアーの香りを楽しむことができますよ。
SHIRO ペアーオードパルファン
こちらは、SHIROから数量限定で販売されていたペアーの香水。
トップノートでは、ペアーやレモン、ベルガモットのフレッシュでみずみずしい香りが漂います。
ミドルノートでは、フリージアやスズラン、ローズなど上品なフローラルの香りが主役。
ラストノートは、ムスクやウッディの温かみがあり落ち着いた香りへと変化します。
定番化を願う声が多い、人気の香りです。
もしかしたら、再販という形で今後発売されるかもしれません。
気になる方は、ぜひこまめにSHIROのホームページなどをチェックしてみてくださいね。
ジルスチュアート オード ブルーミングペアー
こちらは、みずみずしいペアーをかじったときようなジューシーな香りが楽しめます。
トップノートは、ベルガモットとオレンジのさっぱりとしたシトラス系の香り。
ミドルノートでは、ペアーのフルーティーな香りだけでなく、カモミールやピオニーのフレッシュで透明感たっぷりなフローラルの香りが広がります。
ラストノートは、アンバーとウッディが心地よい余韻に。
キラキラと輝くような明るい香りは、付けると前向きな気持ちになれるという方も。
フローラルフルーティーなペアーの香水を探しているという方は、ぜひ試してみてくださいね。
グッチ フローラ バイ グッチ ゴージャス ガーデニア
こちらは、グッチのモチーフ「フローラ プリント」に描かれている5つの花からインスパイアされた香りです。
トップノートは、ペアーとベリーの甘酸っぱくジューシーなフルーツの香りから始まります。
ミドルノートでは、プルメリアとガーデニアのほのかに甘いフローラルの香りです。
ラストノートでは、パチュリにブラウンシュガーが加わった優しい甘さの落ち着いた香りに。
フルーツとフローラルの甘さがありつつも、軽やかで優しい香りです。
フルーティーフローラルの香りが好きな方におすすめですよ。
ジョルジオ アルマーニ シィ パシオーネ
こちらは、赤いルージュを唇に引いた瞬間をイメージさせる香りです。
トップノートは、ペアーとブラックカラント、グレープフルーツがシャンパンのように弾けます。
ピンクペッパーがアクセントとなった香りは、ミドルノートでより甘さのあるフルーティーフローラルの香りへ。
パイナップルやローズ、ジャスミン、ヘリオトロープが豊かに香ります。
ラストノートでは、パチュリやシダーの香りに加えてバニラの甘さが残り香に。
女性らしい強さのある官能的なペアーの香りです。
ブルガリ オムニア クリスタリン オードトワレ
こちらは、女性らしく上品なフローラルの香りがポイントです。
トップノートは、ペアーとイタリアンシトラスのフレッシュな香りに、ほのかな苦味が特徴のバンブーの香りがアクセントとなって広がります。
ミドルノートでは、ロータスフラワーの華やかな香りに、シナモンのエキゾチックな香りがマッチ。
ラストノートでは、フレンチアンバーやサンダルウッド、ムスクなどなくもりある香りが漂います。
ブルガリの香水の中でも女性人気の高い香りで、香りもみずみずしく透明感たっぷり。
オンオフ問わず使いやすいペアーの香水を探している方は、ぜひ試してみてくださいね。
ジミー チュウ ジミーチュウ オードトワレ
こちらは、ジミーチュウのブランド名がそのまま名前になった、ブランドを表すような香りです。
トップノートは、ペアーやオレンジ、グリーンのすっきりとしたフルーティーな香り。
ミドルノートでほ、上品で透明感のあるオーキッドが豊かに香ります。
ラストノートは、パチュリのほのかな苦味が忘れられない残り香に。
季節を問わず使いやすく、優しい甘さのペアーの香りが楽しめますよ。
さわやかなペアーの香りなので、お出かけのときはもちろん、オフィスでも使いやすいでしょう。
【ペアー&ゼラニウム・ホワイトフローラル&ペアー・チュベローズ&ペアー】ペアーと組み合わた香水もおすすめ
ここからは、ペアーと他の香料を組み合わせた香水をみていきましょう。
ゼラニウムやホワイトフローラル、チュベローズとペアーを組み合わせた香水はあるのでしょうか。
ホワイトフローラル&ペアー①ディオール ジャドール
こちらは、実在しない理想の花をイメージした香りです。
トップノートは、ペアーやメロン、オレンジなどのフルーツの香りに、ローズやマグロなどのフローラルの香りをプラス。
ミドルノートでは、ペアーの香りはそのままに、ジャスミンやチュベローズ、フリージア、スズランなどのホワイトフローラルの香りが広がります。
ラストノートでは、ムスクやシダー、バニラ、ブラックベリーの甘くミステリアスな香りが残り香に。
魅惑的な香りなのに、クセがなく付けやすい香りは、ディオールだからこそ。
女性らしいペアーの香水を探している方は、ぜひ試してみてくださいね。
ホワイトフローラル&ペアー②メゾンマルジェラ スプリングタイム イン ア パーク
こちらは、公園の様々な植物が芽吹く春を表現した香りです。
トップノートは、みずみずしいペアーやベルガモット、ブラックカラントの透明感あるフルーティーな香り。
ミドルノートでは、スズランやジャスミングランディフローラム、ダマスクローズなどの繊細なフローラルの香りが漂います。
ラストノートでは、ムスクとバニラ、アンブロックスが溶け合う余韻に。
柔らかく清楚な香りは、春にぴったり!
軽やかなペアーの香水が欲しいという方に、おすすめです。
チュベローズ&ペアー①ミラーハリス カード ジャルダン
こちらは、フローラルとペアーの複雑な香りが楽しめます。
トップノートは、ペアーやピーチ、ベルガモット、レモンのジューシーなフルーツの香り。
ミドルノートは、チュベローズの他に、ジャスミンやローズなどの濃厚なフローラルの香りが漂います。
そこにバニラの甘さを加えながら、ラストノートでは、パチュリやムスク、オークモス、アイリス、アンバーが深みをプラス。
お花やフルーツの香りが、フェミニンで華やかな印象です。
意外にも甘すぎないので、大人っぽく付けることができますよ。
チュベローズ&ペアー②ジバンシイ ランテルディ
こちらは、オードリー・ヘップバーンに贈られたフレグランスを、現代版にアレンジした香水です。
トップノートは、ペアーとベルガモットのみずみずしいフレッシュな香りから始まります。
ミドルノートでは、チュベローズを主役に、オレンジブロッサムやジャスミンのほのかな甘さをプラス。
ラストノートでは、パチュリやベチバー、バニラが甘く落ち着いた余韻となって広がります。
女性らしい上品さと甘さ、落ち着きのバランスが絶妙な香りです。
エレガントで甘いペアーの香りを、ぜひ試してみてくださいね。
ペアー&ゼラニウムはめずらしい組み合わせ
ペアーとゼラニウムを組み合わせた香水を探してみましたが、見つけることはできませんでした。
ゼラニウムは、バラのような華やかなフローラルの香りに、ハーバルなグリーンっぽさが加わった香りが特徴。
ペアーと組み合わせると、ほどよい甘さと青みの感じられるフルーティーフローラルの香りになるでしょう。
ペアーとゼラニウムを組み合わせた香水がなくても、香水を重ね付けすることで香りを再現することができます。
同じブランドの香水であれば、より香りがまとまりやすいですよ。
プチプラやメンズ向けも!ペアーの香水3選を口コミとあわせてご紹介
ここからは、プチプラのペアーの香水をみていきましょう。
メンズも使いやすいペアーの香水もご紹介します。
甘すぎない香りが好きな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スナハ ホワイト サボン
スナハは、石鹸のようなさわやかさと、ラグジュアリーで上品な香りをコンセプトとしたフレグランスブランドです。
ホワイトサボンの香りは、まさに白くて清潔、さわやかな香り。
トップノートは、ペアーとベルガモット、ライチのすっきりとしたフレッシュな香りから始まります。
ミドルノートは、スミレやスイセン、マグノリアの透明感あふれるフローラルの香り。
ラストノートでは、ムスクやジャスミン、バニラがお花の石鹸のようにふわっと肌を包み込みます。
好感度の高いホワイトサボンの香りは、男女問わず使うことができますよ。
クリーン リザーブ ラディアント ネクター
こちらは、まるで春風のように柔らかく甘い香りが魅力です。
トップノートは、ペアーとアンブレットの温かみのあるフルーティーな香りからスタートします。
ミドルノートになると、アイリスやキャロットシード、タバコフラワーなどのほのかに甘いフローラルの香りに。
ラストノートでは、シダーやアンバーグリス、ムスクのまろやかな香りが余韻となって漂います。
他にはない香料の組み合わせにより、独特なペアーの香りが楽しめますよ。
周りと香りが被りたくないという方は、ぜひこちらを試してみてくださいね。
ジェイセント 月雫
こちらは、プチプラながら本格的な香りが楽しめるジェイセントの香水です。
月雫は、月のイメージにぴったりな落ち着いたお花の香りが魅力。
トップノートは、ペアーやレモン、ベルガモットの清涼感あるフルーティーな香りです。
ミドルノートでは、ジャスミンやローズ、チュベローズの華やかなフローラルの香りへと変化。
ラストノートは、アンバーやパチュリ、サンダルウッド、ベチバー、ムスクが深みをもたらし、肌を包み込みます。
甘ったるくなくさわやかな香りなので、メンズでも使いやすいでしょう。