満員電車の中で香水の匂いで、気持ちが悪くなった経験がありませんか?
本人は良い香りだと感じていても周囲に迷惑を掛けてしまうことがないような気遣いはとても大切。
本日は香水の香りが嫌いな人について、その理由を深堀りしますね。
この記事では香水をつけるのが嫌いな理由と、周囲に香害を広げないようにするポイントを解説します。
最後まで読んでもらえると、香水をつけるのが嫌いな人の気持ちが理解できるようになり、周囲とのトラブルも少なくできるでしょう。
是非、参考にしてくださいね。
男女どちらに多い?嫌いな匂いがある?なぜ香水をつけるのが嫌いな人がいるのか理由を解説
香水は香りで気持ちが和んだり、気持ちが軽やかになれる魔法のアイテム。
一方で香水の匂いで頭痛や吐き気を引き起こしてしまう人もいます。
そんな実態を把握するために、ここでは「香水をつけるのが嫌いな理由」と「キツく感じる香りとキツく感じない香りの違い」を解説しますね。
その前に基礎知識として日本人の香水使用の割合をみておきましょう。
香水使用の男女割合
「香水は、まったくつけていない」と回答した人は全体で6割弱。
引用先 LINEリサーチ
女性20代を除いたすべての年代で、半数以上が香水をつけていないことがわかりました。特に10代男性は、香水をつけていない人の割合が高くなっています。
一方、香水をつけることがある人を男女別にみると、男性は35%、女性は47%で、女性のほうがつけることがある人の割合が高いことがわかりました。
男女合わせて全体の60%弱が「香水を普段から使っていない」という結果でした。
つまり、5人中3人は香水の香りに慣れていないということを認識しておきましょう。
想像してより、多くて驚きですね!
なぜ香水をつけるのが嫌いなのか? その理由とは
香りは人の心を癒やしたり、気分を高める効果がある一方、なぜ香水をつけるのが嫌なのでしょうか?
普段、香水をつけるのが嫌いな理由として、主に以下の2点があげられます。
1.【生理的な問題】人工的な香水の匂いが嫌い(自然な匂いが好き)
2.【体質的な問題】香りアレルギーの影響
以下、それぞれで解説しますね。
【生理的な問題】人工的な香水の匂いが嫌い
そもそも日本人は海外の人と比べると、食文化や気候などの自然環境の違いから、体臭が匂わないので、香水で匂いを隠す習慣(文化)がありません。
そのため、香水の香りに過敏に反応するなど、匂いに対する免疫がありません。
とはいえ、近頃は徐々に香水の認識も変わってきて、新たに利用する男性も増えてきていますが、まだまだ香水が広まりつつある状況なのかもしれませんね。
現に日本で販売している香水の殆どが輸入製品であることもその理由の1つかもしれません。
【体質的な問題】香りアレルギーの影響
体質的な問題を抱えている人もいます。
昨今よく耳にする「香害」というワードをご存知でしょうか?
人は香りによって、頭痛、めまい、吐き気などの体調不良になることがあります。
その原因の1つに、「化学分質過敏症」というアレルギー症状があります。
いわゆる化学物質過敏症とは、生活環境中の極めて微量な化学物質に接することにより、多彩な不定愁訴を呈する症候群であるとされています。
あなたにとって便利な「日用品」や気持ちの良い「香り」などが、近くにいる人が困る原因になっていることがあります。
引用先 神奈川県ホームページ
みなさまのご理解とご配慮をお願いします!!
つまり、香水だけなく柔軟剤などに含まれている香料や、その他の微量な化学分質などで反応することがあります。
あまり聞き慣れないアレルギー症状のため、それに気が付いていないかもしれませんが事実このような症状で体調が悪くなるケースがあることを理解しておきましょうね。
キツく感じる香りとキツく感じない香りの違いは
香りの中でも、キツく感じる香りとキツく感じない香りがありますが、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか?
香りのキツさを感じるポイントの1つに、香水の濃さがあります。
香水には「オードトワレ、オーデコロン、オードパルファム 、パルファム」などの主に4種類の濃度に分かれています。
濃度は香りの持続時間にも影響しますので、香りのインパクトと持続性のバランスを考えて香水選びをしましょうね。
また、一般的に香水は体臭を隠すというよりは、自然ないい香りを感じたいと願う方が多いと思われます。
その場合シトラス系、フローラル系、シャボン系が男女ともに好評がある香りになりますね。
香害に注意!香水が嫌いな人の迷惑にならないように香りを楽しむには?
香害にならないように周囲に配慮しながら、香水を楽しむにはどうしたら良いのでしょうか?
ここからは、周囲を配慮した香水を楽しむためのコツをいくつか紹介します。
出来そうなものがあれば、明日から取り入れてみましょう!
周囲への配慮と楽しむためのコツ 3選
ここでは押さえるべき3つのコツを紹介しますね。
ちょっと意識するだけで大きく変わりますので、是非意識してみてください。
TPO(場所、時間、状況)を考えよう
時と場所、状況に応じて香水を使い分けましょう。
特に気を付けたいのは食事の時ですね。
お寿司、天ぷらなどの和食系や、香りを楽しむような食事の時などは香水を付けるのは避けた方が良いですね。
また、葬儀などの厳粛な雰囲気の中なども、香水の香りと相性が悪いかもしれませんね。
濃度・量を考えよう
香水の濃度は香りの基になる部分です。
利用する場所が「屋外・屋内」で香水の濃度を使い分けるなどの方法もありますよ。
また直接肌や衣服に付けるのではなく、空気中に散布された香水の下をくぐる程度でも、香りを纏うことができます。
微量でも周囲は香りに敏感なので、フワッと香るには丁度良い量になりますよ。
付けるタイミングを考えよう
香水は付け始めが揮発性が高く、一番香りが際立ちます。
従って出かける前の30分前に香水をつけるようにすれば、香りが落ち落ち着くでしょう。
人によっては体調を崩すことも!香水が嫌いな人のことも考えるのが大切
香水はつけ慣れてくると、香りに鈍感になり徐々に量が多くなる傾向にありますが、香りによって体調が悪くなる人が身近にいることを少しだけ意識することが、香害を防止に繋がると思います。
香水は使い方によって、気分をあげたり、気分を悪くしたりと真逆の反応があります。
どうぞ香水が嫌いな人の気持ちも意識をしながら、楽しい香水のある世界を楽しんでください。
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