香水はヨーロッパ生まれのブランドが多いという印象が強く、なかでもフランスはさまざまな有名フレグランスブランド発祥の地でもあるのをご存知でしょうか。
とはいえ、フランス生まれの香水ブランドをよく知らない…どのような歴史でフランスからたくさんの香水ブランドが誕生したのか知らない…という人は多いはず。
そこでこの記事では、フランス生まれの香水ブランド一覧とおすすめ香水4選を紹介し、フランス製のブランド香水が多い理由についても徹底解説します。
どんな歴史がある?フランス製のブランド香水が多い理由を解説
まず、フランス製のブランド香水が多い理由について詳しく解説していきます。
そもそも、フレグランスブランドが多いヨーロッパのなかでも、フランスから誕生した有名香水ブランドはトップクラスに多いです。
なぜフランス生まれの香水ブランドが多いかというと、フランスの南東部にある「グラース」という場所が関係しています。
「グラース」は観光地としても有名ですが、フランスのなかでは得に温暖な気候に恵まれており花々や草木などの自然がとても豊かな場所です。
年間を通じて雨が降る日が少なく、水はけの良い土地・カラッとした空気・地中海から吹く南風など、さまざまな条件が揃うので香水の原料となる芳香植物を栽培するのにかなり適した場所となっており、主にラベンダー・ジャスミン・ローズなどの花は一年中咲き誇っています。
また「グラースに足を踏み入れるだけで良い香りがする…」と言わしめるほど、この街にはフレグランス関連のお店が多いとのこと。
さらに、グラースの香水に関する歴史は古く、産業が栄えたのは18世紀終わり頃と言われているので多くの調講師たちが「香りの聖地」と崇めるほど有所ある場所になったそうです。
以上のことから、フランスには香水作りに適した「グラース」という街があり、古くからフランス人のライフスタイルに密接に関わっていたことがフランス生まれの香水ブランドが多い理由になります。
フランス生まれのおすすめ香水ブランドを一覧で紹介!
ここからは、フランス生まれのおすすめ香水ブランドを一覧で紹介していきます。
特に有名なフランス製のブランド香水は以下の通りです。
このように、フランス生まれの香水は有名ハイブランドのものが多いです。
どのブランドも香水などのフレグランスアイテムだけではなく、コスメやアパレルなどを多種多様に販売しているので高級志向の人たち以外からの支持率も高くなっています。
【ディプティック・マルジェラ】おすすめのフランス生まれのブランド香水4選
フランス生まれの香水ブランドがわかったところで、ここからはディプティックやマルジェラなどのフランス製香水ブランド3選と、おすすめのフランス生まれの香水を4つ紹介していきます。
おすすめのフランス生まれの香水①DIPTYQUE(ディプティック)
1960年代のフランス・パリのサンジェルマン通りで出会った3人の芸術家たちが生み出したフレグランスブランド「DIPTYQUE(ディプティック)」。
好奇心と美意識の強さ・自然への愛が共鳴し「DIPTYQUE(ディプティック)」というブランドを通じて独自の世界観を感じさせます。
「DIPTYQUE(ディプティック)」はフレグランス作りを「感性とイマジネーションを具現化して表現すること」と明言しており、創業当初からアーティストや職人たちの技術や知恵を守り続けていることでも有名です。
さらに、技術に加えておしゃれなパッケージデザインも人気のひとつなので、最近はインスタなどのSNSで人気上位にランクインされるほど、多くの香水ファンから支持されています。
DIPTYQUE(ディプティック)のおすすめ香水:ORPHÉON(オルフェオン)オードパルファン 75ml/28,270円
「DIPTYQUE(ディプティック)」のおすすめ香水は、創業の地であるパリのサンジェルマンにあるジャズクラブをイメージして作られた「ORPHÉON(オルフェオン)オードパルファン」。
香りのベースはジュニパーベリー・シダー・トンカビーンズ・ジャスミンとなっており、タバコの煙を思わせる深みとおしろいのパウダリーな残り香を感じさせるので「大人の夜遊び」感満載の香水となっています。
「ORPHÉON(オルフェオン)オードパルファン」は、まさに湧き立つような熱気に包まれたジャズクラブそのものなので、夜のバーで大切な人やパートナーとお酒を酌み交わすときにぴったりの香水です。
DIPTYQUE(ディプティック)のおすすめ香水:PHILOSYKOS(フィロシコス)オードトワレ 50ml/16,940円
もうひとつおすすめの「DIPTYQUE(ディプティック)」香水は、イチジクの木を連想させる夏の暑い日に合う「PHILOSYKOS(フィロシコス)オードトワレ」です。
こちらはイチジクの葉・イチジクのミルク・イチジクの木・ブラックペッパーと、まさにイチジク一色の香りとなっており、太陽が降り注ぐ果樹園からインスパイアされたフレッシュさと爽快感を存分に体感することができます。
ちなみに、PHILOSYKOS(フィロシコス)はギリシャ語で「イチジクの友」という意味。
ブラックペッパーのスパイシーさのなかにウッディの優しさがうまく溶けあっているので、大切な友人に気持ちを伝えたいときにも良い贈り物になりそうです。
おすすめのフランス生まれの香水②Maison Margiela(メゾンマルジェラ)
1988年、フランスのパリで生まれたファッションブランド「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」。
香水というより洋服・アクセサリーなど、ヴィンテージファッションのイメージが強い「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」ですが、2010年に待望の香水(フレグランスアイテム)を販売させています。
そして、2012年にはユニークなコンセプトのフレグランスコレクション「レプリカ」を販売させ、ジェンダーレスで象徴的な香りに多くの若者たちから絶大な支持を得るようになりました。
現在はディフューザーやキャンドルなどホームフレグランスアイテムも豊富なので、香水と一緒に部屋のインテリアをシックに「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」で染めることもできます。
Maison Margiela(メゾンマルジェラ)のおすすめ香水:レプリカ オードトワレ バブル バス 100ml/23,540円
数ある「レプリカ」シリーズより、開放的でプライベートな時間を想起させる「レプリカ オードトワレ バブル バス」です。
こちらの香水は「体を丸ごと包み込むような清潔で心地良い香り」というコンセプトがあり、疲れた心を癒す働く現代人にぴったりの香りとなっています。
「レプリカ オードトワレ バブル バス」のベースはソープバブルアコード・ココナッツミルクアコード・ローズスーパーエッセンス、そしてお風呂上がりのように清らかな香りのホワイトムスク。
全体的にフローラル系なのでどちらかといえば女性らしさを感じますが、ナイトシーンや日常使いとして男性にもぜひ使ってほしいジェンダーレスな香りの香水です。
おすすめのフランス生まれの香水③Yves Saint Laurent(イヴサンローラン)
1962年にフランス人デザイナーのイヴサンローランが立ち上げたファッションブランド「Yves Saint Laurent(イヴサンローラン)」。
2012年にブランド名を「SAINT LAURENT(サンローラン)」に変更していますが、現在もシャネルやディオールと共にファッション業界のリーダー的な存在です。
デザイン性の高いファッションアイテムが多く「Yves Saint Laurent(イヴサンローラン)」はアパレルのイメージが強いですがフレグランスアイテムもたくさん販売されています。
また、高級でゴージャスなパッケージが自慢の化粧品ブランド「イヴサンローラン ボーテ」も展開しているので、日本でもコスメやフレグランス好きの女性から圧倒的に支持されているブランドなんです。
Yves Saint Laurent(イヴサンローラン)のおすすめ香水:リブレ オーデトワレ 30ml/10,450円
みずみずしい色気を放つ大人の女性におすすめの香水「リブレ オーデトワレ」。
香調はセンシュアルでフレッシュなフローラルラベンダーとなっており、透明感があるのに媚びない余裕をも感じさせる自由を表す香りとなっています。
トップはラベンダー・タンジェリン・ベルガモット、ミドルはオレンジブロッサム・ジャスミンアブソリュー・ホワイトティーアコード、ラストはムスク・バニラ・アンバーグリスと、オーデトワレならではの上品な香りが楽しめるのでオフィスなど職場で使う香水としても良いでしょう。
さらに、パッケージの「YSL」ロゴもおしゃれなのでご自身用だけではなく大切な人へのプレゼントにもおすすめできる香水です。
ブランド香水をカジュアルに使いたいならフランス生まれの商品がおすすめ!
今回はフランス生まれの香水ブランドを一覧で紹介しましたが、どれもハイブランドで手が届かない…と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、ブランドの香水でもフランス人のようにカジュアルに使うことでハードルを下げることができます。
そもそも香水文化が根付いているフランスでは日常的に香水を使う人が多く、ドレスアップをしていない普段着にも馴染む商品が多いです。
香水を使うシーンや時期を考えるのも良いことですが、たまにはフランス人のようにカジュアルに香水をつけ、お気に入りの香りを周りにアピールするのもアリですよ。
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