香水の数が増えると「どこに保管するのがいいの?」「正しい保管場所はあるの?」など、保管場所や保管方法についての疑問が生まれます。
香水は保管場所が悪いと香りが劣化してしまうので、今後も香水コレクションを増やすなら保管に適した場所・方法は覚えておいてほしい必須項目です。
そこでこの記事では、香水の保管場所はどこがいいのか?という疑問を解決し、夏と冬の正しい保管や収時の注意点なども詳しく解説します。
そもそも香水の保管場所はどこがいい?冷蔵庫には保管できる?
結論から言うと、香水の正しい保管場所は直射日光や蛍光灯の光が当たらない薄暗い場所です。
なぜなら、直射日光や蛍光灯に含まれる紫外線が香水にとって悪影響だから。
香水は紫外線を浴びると香りが劣化してしまうので、基本的には温度の高い場所に保管するのはNGなんです。
そもそも香水は香りの原料である「香料」と「アルコール」でできています。
香料とアルコールはどちらも紫外線に弱く、長時間浴びることで化学変化がおき、成分が変化して香りが変わってしまうんです。
さらに、香水は温度変化が激しい場所に保管するのもNG。
温度変化を繰り返すと同時に化学変化も繰り返していることになるので、どんどん香水の品質が落ちてしまいます。
基本的に香水は15~25℃くらいの温度の場所に保管しておくのが好ましいので、寝室やクローゼットの中などあまり光を入れない場所に香水置き場を作り、頻繁に保管場所を変えないよう注意してください。
香水を冷蔵庫で保管するのはアリ?
香水の正しい保管場所は直射日光や蛍光灯の光が当たらない薄暗い場所ですが、冷蔵庫で保管するのはどうなの?と気になっている人もいるはずです。
しかし、香水は温度の高い場所だけではなく湿度が高い場所に保管するのも良くありません。
香水のなかには結晶化してしまう成分もあるので、温度が低すぎる冷蔵庫での保管を推奨しているメーカーはあまりないのが現状です。
また、冷蔵庫には匂いの強い食品が入っていることもあるので、一般家庭の食品用冷蔵庫で保管すると香水への匂い移りが気になり衛生的にも良くありません。
また、前述したように香水は15~25℃くらいの温度の場所に保管するのが望ましく、冷蔵庫のように出し入れが激しい場所は温度変化による化学変化を起こす可能性も高いので、やはり香水を冷蔵庫の中で保管するのはやめておいた方が無難です。
知恵袋にも質問多数!夏と冬で違う香水の保管場所について
香水は高温多湿な場所で保管するのはNGですが「夏と冬で保管場所は変えたほうがいい?」など、季節によって正しい保管場所は違うのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
香水の保管場所についてはヤフージャパンの知恵袋にも質問が寄せられており、以下のように季節による温度変化を気にする人が多くいました。
香水の保存方法について。香水って夏場のような暑い30度を超す気温のときって冷蔵庫に入れておいたほうがいいんですかね?
引用元 : ヤフージャパン知恵袋
香水って暑い部屋に保管しておくと品質下がりますか? 今の時間で部屋の温度が32度あるので日中はもっと暑くなっていると思います。
引用元 : ヤフージャパン知恵袋
夏の香水の保管場所について
真夏の昼間は室温がかなり上がるので、冷房を入れていない部屋に香水を長時間置くことはNGです。
そのため、香水を置いている部屋は室温を保つため常に冷房を入れておくことをおすすめします。
ただし、夏でも室温が変わらない部屋・保管場所なら常に冷房を入れておく必要はありません。
部屋の向きや構造によっては15~25℃くらいの温度を保てる場所があるので、電気代が気になる人は体感的に各部屋の温度を理解しておきましょう。
とはいえ、冷房の電気代は電源を入れたり消したりするより自動運転にしていた方が安いと言われているので、夏の暑さから守るため香水はできるだけ冷房の効いた部屋に置いておくようにしてください。
冬の香水の保管場所について
冬は夏ほど保管場所に気を遣う心配はありませんが、前述したように気温の大きな変化には注意が必要です。
たとえば、石油ストーブなどの暖房器具で部屋を急激に暖めると、冷えた部屋との温度差で香水が劣化してしまう可能性があります。
基本的に香水は冬の方が保管しやすいものですが、あまりにも温度差があると品質に影響が出ることも覚えておいてください。
使い方や収納方法など香水を正しい保管場所に置くときの注意点
ここまで、香水の正しい保管場所や夏と冬で注意してほしい点を解説しましたが、実は香水を収納するときにも注意してほしいことがいくつかあるんです。
そこでここからは、使い方や収納方法など香水を正しい保管場所に置くときの注意点を紹介します。
具体的な注意点は以下の3つです。
- キャップやフタはしっかり閉めて保管する
- 未開封のものは箱に入れたまま保管する
- 一か所にまとめて保管する
注意点①キャップやフタはしっかり閉めて保管する
香水を収納・保管するときの注意点は、キャップやフタをしっかり閉めておくことです。
特に、香水に含まれるアルコールは揮発性が高く、キャップやフタがちょっと開いているだけで成分が飛んで蒸発してしまいます。
香水は空気を触れることも劣化の原因になるので、キャップやフタの閉め忘れに注意し香水の品質を長く保つよう努力しましょう。
注意点②未開封のものは箱に入れたまま保管する
香水は一度開封すると劣化が進んでしまうので、新しい香水・未開封のものは箱に入れたまま収納・保管しておく方がおすすめです。
そもそも香水の使用期限は製造から約3年と言われているので、未開封の香水が多い人は箱のまま保管しておくことで香りの劣化防止になるでしょう。
注意点③一か所にまとめて保管する
香水のコレクションが多いと、リビング・寝室・玄関と置き場をわけてしまう人もいますが、基本的に香水は一か所にまとめて保管しておく方が良いと言われています。
保管場所が同じだと香水同士が密着している分均一な温度を保てるので、バラバラに保管するのではなくまとめて同じ場所に保管しておきましょう。
直射日光はNG!香水を使うなら正しい保管場所に置いておこう
香水は紫外線に弱いので、直射日光や蛍光灯の光がNGです。
せっかく集めた香水が劣化してしまわないよう、正しい保管場所に置いて香水の鮮度を保ちましょう。
また、キャップやフタの閉め忘れや未開封香水の保管にも注意が必要です。
具体的な使用期限を明記していない商品も多いですが、香水の成分であるアルコールはすぐに揮発してしまいます。
香水の香りが変化しないためにも、適切な場所・環境で保管してお気に入りの香りを長く楽しんでくださいね。
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