香りは第一印象を大きく左右し、心身のコンディションまでも整えてくれる大切な要素です。
しかし「香りの種類」が曖昧なままでは、自分に合ったフレグランスやアロマを選ぶことはできません。
本記事では代表的な香りファミリーを日本語と英語で一覧化し、メンズ・レディース別の選び方やシーン別の活用法まで詳しく解説します。
香りファミリー一覧(日本語・英語対応)

世界的に用いられる「Fragrance Wheel」をもとに、主要10ファミリーをまとめました。
日本語名 | 英語名 | 代表的な素材 | メンズ適性 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
フローラル | Floral | ローズ、ジャスミン | △ | 華やかでロマンティック |
シトラス | Citrus | ベルガモット、レモン | ◎ | 爽快で万人受け |
ウッディ | Woody | サンダルウッド、シダー | ◎ | 落ち着きと温かみ |
オリエンタル | Oriental | バニラ、アンバー | ○ | 官能的で重厚 |
フゼア | Fougère | ラベンダー、オークモス | ◎ | クラシックな紳士感 |
シプレ | Chypre | ベルガモット、パチョリ | ○ | シックで個性的 |
グルマン | Gourmand | チョコレート、キャラメル | △ | 甘く食欲をそそる |
アクアティック | Aquatic | マリンノート、ウォーターリリー | ◎ | 海風のように清潔感 |
グリーン | Green | カットグラス、ハーブ | ◎ | みずみずしくナチュラル |
ムスク | Musk | ホワイトムスク | ◎ | 柔らかい石鹸感 |
メンズ香水で人気の香りトップ5

- シトラス+ウッディ — 清潔感と大人の落ち着きを両立。
- フゼア — スーツスタイルに映えるクラシカルな男らしさ。
- アクアティック — 夏場やスポーツ後も爽やかさをキープ。
- ムスク — 石鹸のような清潔感でオンオフ問わず人気。
- ウッディ+オリエンタル — 夜のデートに最適な重厚感。
香りの濃度と持続時間
同じ香りでも濃度によって印象や持ち時間が変わります。
ビジネスシーンでは軽めの「オードトワレ」、特別な夜には長持ちする「パルファム」を選ぶなど、TPOに合わせましょう。
濃度区分 | 香料濃度 | 持続時間 | おすすめシーン |
---|---|---|---|
パルファム | 20〜30% | 6〜12時間 | 記念日・夜の外出 |
オードパルファム | 15〜20% | 5〜7時間 | デート・パーティー |
オードトワレ | 5〜15% | 3〜5時間 | ビジネス・日常 |
オーデコロン | 2〜5% | 1〜2時間 | スポーツ・リフレッシュ |
シーン別おすすめ香りリスト

- ビジネス:シトラス/フゼア
- デート(昼):グリーン/ムスク
- デート(夜):ウッディ+オリエンタル/グルマン
- リラックスタイム:アロマ系ラベンダー/サンダルウッド
- スポーツ後:アクアティック/シトラス
失敗しない香りの選び方

① 肌につける前にムエットで30分ほど酸化を待つ。
② 首筋ではなく腰や膝裏など下半身に1〜2プッシュ。
③ 季節とシーンに合わせ香りファミリーを使い分ける。
香りの世界は奥深いですが、ファミリーごとの特徴を理解すれば自分らしい一本に出会えます。
本記事の一覧表を活用し、英語名まで把握して国際的な香水トレンドもぜひチェックしてみてください。
あなたにぴったりの香りが見つかることを願っています。