香水には香りの種類によって系統があり、その系統によって全く香りの表情が違います。
自分がどんな系統の香りが好きかわかると、好みの香水に出会いやすくなり、選ぶ楽しみが増えるはず。
また、系統によって人に与える印象が変わってくるので、なりたい自分のイメージに合わせて香りを選ぶのも楽しみのひとつです。
本記事では、そんな香水の系統について徹底解説！
香水にはどのような香りがあるのか、またその香りによってどんな印象を与えるのかぜひチェックしてみてくださいね。
【フローラル・シトラスなど】香水の香りの系統別一覧を紹介！
香水は、香りの系統をタイプ別にわけています。
しかし、香りの系統にははっきりとした基準はなく、メーカーにより系統の数は7～10種類で分けられることが多いようです。
以下では、香水の系統として代表的な7種類と、その他の12種類についてご紹介していきます。
好みの香りが一体どんな系統に分類されるのか、チェックしてみて下さいね。
香水の代表的な7系統
ではまず、代表的な香りの系統7種類をご紹介します。
シトラスノート
さっぱりした柑橘系の香りを「シトラスノート」とよび、フレッシュで明るい香りが特徴です。
代表的な原料はレモン・オレンジ・ベルガモット・マンダリンなど。
ユニセックスな香りで、カジュアルな雰囲気のため普段使いしやすいですよ。
フローラルノート
「フローラルノート」とは、ローズ・ジャスミンなど花をテーマにして作られた香りのこと。
女性用の香水で最も多く使用される香調で、華やかで優雅な雰囲気を演出してくれますよ。
1種類の花を使用した香りを「シングルフローラル」・数種類の花を使用した香りを「フローラルブーケ」と呼んでいます。
フルーティノート
ペア(洋梨)・ピーチ・ベリーなど、柑橘系以外のフルーツの香りのことを「フルーティノート」いいます。
ジューシーで可愛らしく、香水が苦手な方でも使いやすい軽くて親しみやすい香りです。
グリーンノート
「グリーンノート」は、植物の葉や茎の青々した緑を感じさせるのが特徴。
爽やかで、男性・女性問わず使いやすい香りです。
甘さや苦みが少なく、心の安らぎを感じられますよ。
ウッディノート
「ウッディノート」は樹脂や木々の香りを感じさせ、重厚感や落ち着きのある雰囲気を演出できる香りです。
ワイルドでシックな印象で、大人の男性にぴったり。
少し甘さも調合されていると、女性でも使いやすい香りです。
スパイシーノート
「スパイシーノート」は、アニス・ナツメグなど香辛料が使われていて、やや刺激的な香り。
スパイスのようなピリッとした辛みを感じ、香りのアクセントとして使われることも多いです。
オリエンタルノート
お香のようなエキゾチックで官能的な甘い香りが特徴なのが「オリエンタルノート」。
季節は秋から冬、時間帯は夜にぴったりの、重めの香りです。
その他の12系統
代表的な7種類の系統の他、以下の12種類の系統もよく登場します。
| ハーバルノート | 薬草の葉・種子・根から抽出される精油・香料を中心に作られた、自然を感じさせる爽やかな香り |
| アロマティックノート | ローズマリー・ラベンダーなどの清涼感のあるみずみずしいハーブの香り ハーバルノートより柔らかい印象 |
| アクアティック(マリン)ノート | 水や海などをイメージしており、みずみずしく、湿り気を感じさせる潮風や海藻のような香り |
| グルマンノート | キャラメル・チョコ・バニラなど、甘いお菓子を連想させる香り |
| レザーノート | レザージャケットなどの革製品のような、渋く落ち着いた香り |
| パウダリーノート | 白粉のようなクラシカルな、清潔感のある甘い香り |
| ムスキーノート | あたたかみがあり、石鹸のような清潔感とさりげない色気を演出する香り |
| アニマル(アニマリック)ノート | 獣感のある動物性の香りで、なめし革のような力強く個性的な深い香り |
| アンバーノート | アンバーグリス(竜涎香)の温かみと重厚感のある、甘く複雑な香り |
| シプレノート | シトラス・樫の木に生えるコケ(オークモス)・アンバーを軸にした、格調高くエレガントな香り |
| フゼアノート | コケ(オークモス)をベースにした、自然で爽やかだが重厚感も感じられる男性向けの香り |
| アルデハイディックノート | アルデヒドを使ったシャープな金属っぽさと、華やかで優雅さも感じられる香り シャネルの名香「N°5」に多く使われている |
どういう自分を演出したい？香りの系統図でどんな印象を与えるかチェック！
香水は、その香りによって周りの人に与える印象を演出できるアイテムです。
自分の好みや気分によって選ぶのも大切ですが、なりたい印象にあわせて選べば、より自分が理想とするイメージに近づくことができますよ。
上表のように、香りは、その系統によって、ナチュラル(自然体)orフェミニン(女性らしさ)・シャープ(スッキリ)orテンダー(柔らかい)と、印象が全く変わってきます。
どのような印象を与えたいかによって、どんな香りを選べばいいかチェックしてみて下さいね。
特に初対面の人と会う時などは、香りによって印象をコントロールできるので、香水が強い味方になるはずです。
メンズではどんな系統の香りが人気なの？
メンズに人気の系統は、ウッディ・ハーバル・フゼアなど、爽やかさや落ち着きを演出できるもの。
以下では、特にメンズに人気のウッディノート・ハーバルノートのおすすめ香水をご紹介します。
【アロマティックウッディノート】シャネル/ブルー ドゥ シャネル
シャネルの「ブルー ドゥ シャネル」は、シトラスの爽やかさとウッディの落ち着きが共存した香りで、大人の男性を演出したい方にピッタリ。
男性らしい香りですがおじさん感はなく、”モテる香り”と大人気の香水です。
実際、元SMAPの木村拓哉さんなど芸能人も多く愛用しており、シャネルで1番売れているメンズ香水だといわれています。
価格は、人気のオードゥトワレットで50ml/11,550円・100ml/15,950円です。
【ハーバルノート】ジョーマローン/バジル＆ネロリ
ジョーマローンの「バジル＆ネロリ」は、ハーブのスッキリと爽やかな香りと、少しビターなネロリが香る人気の香水。
ユニセックスな香りなので男性が付けていても女性受けが良く、普段使いしやすいです。
また、オーデコロンのため香り立ちが優しく、香水初心者でも付けやすいですよ。
価格は、100ml/21,560円となっています。
シャネルなど！香りの系統を調べて好みの香水を見つけよう！
香水の香りの系統や、メンズにおすすめの系統のシャネルの香水などをご紹介しました。
ご自身の好みの香りが、一体どの系統なのかわかったでしょうか？
香水の系統の種類や、その系統の香りが人に与える印象を覚えておくと、シーンによってなりたい自分を演出しやすくなります。
ぜひ参考にして、好みの香りだけでなく、いろんな種類の香りを生活に取り入れてみて下さいね。
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