色々な香水を使っていると、香りが時間経過とともに変わっているのに気づいた人も多いのではないでしょうか。
香りは香水ごとに違いがありますが、つけたての香りから最後に残る香りにも違いがあります。
では、香水のトップノートとはどんな意味なのでしょうか。
トップノートの香りの傾向を知っていれば、香水を購入するときにも役に立ちます。
また、トップノート以外にも、香水にはミドルノートやラストノートがあります。
ミドルノートやラストノートはどんな意味なのか、香りの傾向についても気になりますよね。
ほかにも、トップノートの香りがきついときに飛ばす方法も気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、香水のトップノートの意味や香りの傾向、ミドルノートやラストノートの特徴、トップノートを飛ばすコツなどをあわせて解説します。
そもそも香水のトップノートってなに？香りの傾向や意味を解説
香水のトップコートとはどういう意味なのか、香りの傾向や意味について、くわしく説明します。
どんな意味なの？香水のトップノートとは
香水は時間経過とともに香りが変化していくのが特徴ですが、トップノートは最初に出てくる香りになります。
付けてから1時間くらいの香りのことで、香りの成分でも空中に揮発しやすいもので構成されています。
香水はつけたての香りが一番強いと言われていますが、アルコールの成分が強く香るだけでなく、トップノートの香りが揮発しやすく、嗅覚に届きやすいことも理由のひとつです。
最初に付けたときのトップノートは消えやすいこともあり、トップノートだけを確かめて香水を購入すると、実際に使ってみると香りが好みに合わないということもあります。
そのため、トップノートだけを確かめて購入するのはやめましょう。
香水のトップノートの香りの傾向は？
トップノートは香りの中でも揮発性の高いもので、傾向としてはシトラス系やフレッシュなグリーン系などが多いです。
そのため、香水を付けた際には、甘めな香りではなく、軽めの爽やかな香りがします。
揮発性が高い分、香りが飛びやすいのもトップノートの特徴です。
シトラス系以外だと、フローラル系、フルーティー系、ハーブ系など、香りの傾向は香水によって違います。
トップノートの持続時間も香りの傾向によって違いが出てくるため、香水を購入するときには注意しましょう。
シトラス系のトップノートよりも、フルーティー系やフローラル系のような、甘さのある香りの方が残りやすいです。
また、シトラス系でも甘さのある柑橘の香りの方が残りやすく、よりさっぱりした香りはなくなりやすくなります。
トップノートの香りは飛びやすい！香水を購入するときには気をつけよう
香水を購入する際、実際の香りを嗅いでから購入するのがおすすめですが、店舗で確かめてすぐに購入すると、失敗することもあります。
店舗の試供品をプッシュして手首や試供品用の紙に付けて香りを確かめても、分かるのはトップノートだけです。
そのため、きちんと香りの変化を確かめるなら、時間をおいて香りの移り変わりもチェックしましょう。
お店の中やほかのお店を回りながら30分～1時間程度時間を潰し、ミドルノートやラストノートを確認するのがおすすめです。
時間がないときには、その日に購入するのはやめ、香りを確かめてから、後日購入してみてください。
トップノートの香りは好みなのに、香りが飛んだ後の匂いは苦手なこともあるので、きちんと香りを確かめるのが大切です。
トップノート以外の香水のミドルノート、ラストノートとは？
時間によって変わるトップコート以外の香水のミドルノート、ラストノートの意味をくわしく説明します。
香水のミドルノートって？どんな香りの傾向がある？
ミドルノートとは、トップノートの次に出てくる香水の香りのことです。
トップノートが30分～1時間程度の香りになるため、その次の1時間～3時間くらいの香りになります。
トップノートよりも揮発性の低いゆったりとした香りになり、フルーティー系やフローラル系、アロマ系の甘さや深さが少しある香りになってきます。
香水の中でもとくに大切な部分で、香水の香りを考えるときに一番に考える部分です。
トップノートよりも香りが落ち着くこともあり、香水の匂いを確かめるときには、ミドルノートをチェックするのも大切です。
最後に残るのはラストノート！どんな香りになるの？
ラストノートは香水の最後に残る香りで、この部分の香りによって持続時間がかなり変わってきます。
基本的にウッディ系やアニマル系の香料が多く、揮発がゆるやかですが、持続時間が長めなのが特徴です。
香水の中でも最後まで肌に残る香りのため、体臭に香りが移ったような自然な匂いを楽しめます。
具体的には、サンダルウッドやシダーウッド、パチョリ、ムスク、バニラ、アンバーなどの香りになります。
トップノートからラストノートまでの香りのピラミッドをチェックすることで、香り全体の構成を判断できるので、チェックしてみてください。
トップノートからミドルノート、ラストノートまで香水ごとに違いがある！
香水の香りは似ている香りでも、トップノートからラストノートに違いがあります。
似ている香りの場合、時間とともに出てくる香りの傾向が似ていることが多いです。
香りの種類は同じでも、同じ香りの組み合わせではなかったり、香りの持続時間が違ったり、微妙な違いがあります。
香りの組み合わせはさまざまで、同じ香りでも匂いの濃さや配合の仕方でも微妙な違いが出てくるのが香水の特徴です。
香りを確かめるときには、きちんと微妙な違いを調べて、自分に合ったものを購入するのが大切になります。
つけたての香りがきつい！香水のトップノートを飛ばすには？
香水のトップノートを飛ばすコツについて、くわしく説明します。
種類によってはつけたての香りがきついことも？トップコートを飛ばすことはできる？
トップノートは揮発性が高く、匂いが鼻に届きやすい特徴があります。
とくにつけたては香水に含まれるアルコール臭がすることもあり、香りをきつく感じることも多いです。
つけたての香りがきつくてトップノートを飛ばしたい場合、時間を置くのが一番簡単な対処法です。
基本的にトップノートは30分～1時間程度の香りのことなので、香水を使用する際には、香りが落ち着いてくる外出30分前に付けてみましょう。
時間をおくことで、トップノートのきつめの香りが落ち着き、ふんわり柔らかい香りをまとって外出できます。
男性用はとくにつけたての香りが強めなことも！女性が使うときには注意しよう
最近はユニセックスな香りの香水も増えていて、男女関係なく香水を使うことが増えています。
女性でも男性用の香水を使う人もいますが、男性用はシトラス系やミント系など、さっぱりしていて刺激が強めのものが多いです。
そのため、つけたてのトップノートがきつくて女性だと使いにくいと感じる人もいます。
ミドルノートやラストノートの匂いが好きなのに、トップノートの香りが合わない場合には、しっかり時間をおいてみてください。
ただし、シトラス系やさっぱりした香りが多いメンズ用は、香りの持続時間が短いことも多いので、使用時には注意しましょう。
香水はトップノートだけでなくラストノートまでの香りを確かめて購入しよう！
商品ごとに香水は香りが違ってきますが、時間経過によっても香りは変化します。
トップノートはつけた手から少し時間が経つまで出てくる香りで、ここからミドルノート、ラストノートと香りが変わっていきます。
最初に出てくる香りは爽やかなシトラス系など、軽い香りが多いです。
軽めの香りは深みのある香りよりもきつめですが、香りが飛びやすいのが特徴です。
ずっと続く香りではないため、トップノートの香りが気に入ったからといって、すぐに購入するのは辞めましょう。
香水の香りはミドルノート、ラストノートと変化していくので、最後まで香りを確かめてから購入するのがおすすめです。
甘めな香りや深みのある香りの方が最後に残りやすいため、長時間香りを楽しみたいときには、深い香りのするものを使用してみてください。
今回解説したことを参考に、トップノートからミドルノート、ラストノートまで香りを確かめ、香水を購入してみましょう。
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