【保存版】オードトワレとオードパルファムの違いとは?ロエベやフィロシコスを参考に解説

コラム

香水と一括りに言っても、いくつかの種類に分類されるのはご存じでしょうか?
特に取り扱いの多いオードトワレとオードパルファムの違いについて理解することは、香水を選ぶ際に重要です。

今回は、ロエベやディップティックなどの有名ブランドの香水を例にして、オードトワレとオードパルファムの違いについて詳しく解説。
より自分に合った香水を見つけるヒントが詰まった内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

香水の『オードトワレ』と『オードパルファム』の違いとは?

まず、『オードトワレ』と『オードパルファム』は、香水の濃度や持続時間に違いがあります。
オードトワレは水とアルコールが主成分で、香料の濃度が比較的低いです。
そのため、軽やかな香りが多く、爽やかな印象を与え、一般的に日常的な使用に適しているでしょう。

一方、オードパルファムは香料の濃度が高く、アルコールが含まれる量が多いです。
そのため、長時間持続するという特徴があります。
より深みのある香りが魅力で、高級感があるものが多いでしょう。

人気ブランドの香水は、その特性に合わせて、オードトワレやオードパルファムを展開しています。
そのため、名前がついている香水でも若干の香りの違いが生じるのです。

そもそも香水は4種類に分けられる

香水は一般的に、その濃度や香りの持続時間によってオードトワレとオードパルファムを含む4つのカテゴリに分類されます。

  • パルファム
  • オードパルファム
  • オードトワレ
  • オードコロン

上記が香料の濃度の順に並べた香水の種類です。
それでは、それぞれの持続時間や特徴についてより詳しく確認していきましょう。

パルファム

パルファムは、最も香料の配合量が多いです。
そのため、非常に濃厚で長時間持続する香りが特徴と言われており、5~7時間は香りが続きます。
非常に高級感があり、特別な場面や重要なイベントでの使用に適しているでしょう。

オードパルファム

オードパルファムも、香料の濃度が4つの中では比較的高くなっています。
持続時間は5~6時間と、パルファムに次いで長い時間香りを楽しむことができるでしょう。
深みのある香りが多く、特別な場面や夜間の使用がおすすめです。

オードトワレ

オードトワレは、水とアルコールを主成分とし、香料の濃度が比較的低くなっています。
そのため、爽やかで軽やかな香りが3~4時間程度続くでしょう。
日常的な使用に適しており、昼間のアクティブな活動やオフィスでの使用に人気です。

オードコロン

オードコロンは、水とアルコールを主成分とし、香料の濃度がオードトワレよりも低くなっています。
そのため1〜2時間で香りが消えると言われておりますが、リフレッシュ効果が高く、暑い季節やスポーツ後の使用にも適しているアイテムです。

4つのカテゴリは、香水の濃度と香りの特性を理解する上で重要な役割を果たします。
自分の好みや使用目的に合わせて適切な香水を選ぶ際に参考にしてくださいね。

【フィロシコス・ロンブルダンロー・タムダオ・ドソン】ディップティックのオードトワレとオードパルファムに違いがある香水

引用元:ディップティック

ディプティックは、その独自の香りで知られるフレンチラグジュアリーブランドです。
そんなディップティックでは、同じ名前の香水でもオードトワレとオードパルファムという種類が展開されています。

大きな違いとしてあげられるのは、価格と内容量です。
これはどの匂いでも共通して変わっており、オードパルファムは75mlで28,270円の1種類。
オードトワレは100mlで23,100円と50mlで16,940円の2種類から選択することができます。

また、オードトワレとオードパルファムでアルコールの濃度が異なるため、若干香りの調合が変わり、似た香りでも印象が少し変わる可能性があるでしょう。

以下では、ディップティックの中で特に人気な4つの種類のオードトワレとオードパルファムの香りの違いについて解説していきます。

  • フィロシコス
  • ロンブルダンロー
  • タムダオ
  • ドソン

それでは、一緒に見ていきましょう!

ディップティックで人気な香り①フィロシコス

引用元:ディップティック

フィロシコスはイチジクの葉、イチジクのミルク、イチジクの木、ブラックペッパーを使用した香水です。
果実の香りが控え目に漂い、ホワイトシダーがイチジクの木と樹皮のウッディな活力を引き立てる爽やかな香りが特徴。

ギリシャの灼けつく太陽の下にある野生の果樹園やイチジクの木が際立たせる葉のみずみずしいグリーン、ミルキーなイチジクの味など、夏をイメージさせて作られたアイテムです。

配合されている香りは同じですが、オードトワレは爽快な青さが主張的なのでメンズライクな印象で、オードトワレはアロマウッド感が強く、香りも強いことから男女問わず使用できるでしょう!
香りは自然と消えていく香水なので、大きな香りの変化はありませんが、自然な変化を楽しめます。

ディップティックで人気な香り②ロンブルダンロー

引用元:ディップティック

ロンブルダンローは、ローズ、カシスのつぼみ、プチグレン、カシスの葉の香りがする香水です。
空想の物語、穏やかに流れる川、柳の木の下の夏のお昼寝のお話をイメージして創られました。

魅惑的なローズの香りがメインになっており、カシスのつぼみのほのかなアクセントに。
また、緑の葉の少し酸味を感じるつぼみがより、大自然の中の世界観を深めてくれます。

こちらも配合されている成分は同じですが、オードトワレの方がツーンとした青い香りが強く感じられるでしょう。

すっきりとした香りを長く感じたい方や自然のフレッシュな匂いが好みならオードトワレがおすすめ。
爽やかさの中にも甘さが欲しい方はローズの香りがより深いオードパルファムがぴったりです。

ディップティックで人気な香り③タムダオ

引用元:ディップティック

タムダオはそもそも、オードパルファムとオードトワレで配合されている香りが異なります。
オードパルファムには、サンダルウッド、シダー、シプレ、コリアンダーが使用され、オードトワレには、サンダルウッド、シダー、シプレ、マートルを配合。

ただし、香りのイメージ元は同じで、インドシナの神聖な森がテーマとなっています。
寺院で焚かれるサンダルウッドの、かすかにスパイシーでベルベットのような香りが特徴です。

香りを比べると、オードトワレのほうが常緑低木のマートルを感じる、ややさっぱりとしたものになっていますよ。
サンダルウッドの濃厚な香りを長く楽しみたい人は、オードパルファムを選ぶのが良いでしょう。

ディップティックで人気な香り④ドソン

引用元:ディップティック

ドソンの香りもオードパルファムとオードトワレで配合されている香りが異なります。
オードパルファムは、テュベルーズ、オレンジブロッサム、ジャスミン、アンバーウッド。
オードトワレは、テュベルーズ、オレンジブロッサム、ジャスミン、マリンアコードが使用されています。

ドソンの香りは限定版でベトナムの職人手仕事にインスピレーションを得たもので、編み細工の先祖伝来工芸のオマージュです。

海風に乗って運ばれたテュベルーズのうっとりするような花の香りと、ベトナムの卓越した伝統技術を融合させ、五感と想像の旅へと誘ってくれるでしょう。

オードトワレではオレンジのような柑橘の香りが引き立ちますが、オードパルファムはクリーミーでやや乳白色のファセットを備えた、より魅惑的なフレグランスに。
どちらも人気ですが、暖かい季節にはオードトワレ、寒い季節にはオードパルファムがおすすめです。

イヴサンローランも?『リブレ』のオードトワレとオードパルファムの違いを解説

引用元:イヴサンローラン

イヴサンローランのリブレは、セクシーでクールなフローラルラベンダーの香りと言われています。
マスキュリンなラベンダーとフェミニンなオレンジブロッサムの甘い香りの衝突によって生み出される自由でアイコニックな匂いです。

リブレのオードパルファムとオードトワレは、価格や持続時間、香りが少し異なります。

まず、価格はオードパルファムが30ml12,650円で、オードトワレは30ml10,450円と、オードトワレの方が手に取りやすい価格です。
ただし、他の香水と同じようにオードパルファムはオードトワレよりも持続時間が短いので注意しましょう。

香りを比較すると、オードトワレは軽やかで女性らしいオレンジブロッサムの香りで、親しみやすく爽やかな印象が特徴です。

一方、オードパルファムは、キリリとしたラベンダーの香りから始まり、オレンジブロッサムの香り、ムスキーなバニラの香りが加わった柔らかな匂いがするでしょう。
好みに寄りますが、より濃厚な香りを楽しみたいならオードパルファムがおすすめです。

ロエベの人気香水『ウーマン』もオードトワレとオードパルファムで違いがある?

引用元:ロエベ

ロエベ001ウーマンは、朝の薄明かりのような無数の『はじまり』を着想源とするフレグランスシリーズです。
香りはムスク、リネン、ピンクペオニーがメインとなった構成で、透明に近いガラス瓶はペールイエローと、こだわりの詰まった商品。

このシリーズのオードパルファムとオードトワレは、価格や配合されている成分が若干違います。
どちらも50mlで発売されていますが、オードパルファムは15,180円、オードトワレは14,080円と設定されており、持続時間もオードパルファムの方が少し長くなるでしょう。

また、配合されている香りもオードパルファムは、ベルガモット、マンダリン、ウッディ、アンバー、バニラの5種類ですが、オードトワレはタンジェンリン、ベルガモット、サンダルウッド、ジャスミン、バニラになっています。

香りに大きな差があるわけではありませんが、多少香り立ちは違うので、食事にはトワレ、ビジネスシーンや付け直しができないときにはパルファムなど、シーンによって変えるのが良いでしょう。

【チャンスオータンドゥル・アリュール・ココマドモアゼル】シャネルで有名な香水のトワレとパルファムの違い

引用元:シャネル

シャネルはアパレルブランドとしてだけでなく、香水のブランドとしても人気のあるブランドです。
そこで気になるのは香水の種類かと思いますが、シャネルも他ブランドと同じく、名前が同じ香水のシリーズでもオードトワレとオードパルファムで違いがあります。

シャネルではオードトワレとオードパルファムで価格と内容量、香りが異なるのです。
以下では、シャネルの中で特に有名な3つのオードトワレとオードパルファムの香りの違いについて解説していきます。

  • チャンスオータンドゥル
  • アリュール
  • ココマドモアゼル

それでは、順に見ていきましょう。

シャネルで有名な香り①チャンスオータンドゥル

引用元:シャネル

シャネルのチャンスオータンドゥルは、オードパルファムとオードトワレで価格・サイズ展開・香りの配合がすべて異なります。

まず、オードパルファムは100mlで23,100円、50mlで16,500円、35mlで11,550円とスリーサイズ展開でこのような価格帯です。

それに対し、オードトワレは100mlで20,350円、50mlで14,520円、35mlで10,120円と同じサイズ展開ですが、少し安価に設定されています。

また、オードパルファムの香りは気品あふれるローズを基調とし、豊かに満ちていくジャスミンアブソリュートを組み合わせたフローラルの香りですが、オードトワレはグリーンでフルーティなグレープフルーツ、繊細なジャスミン、ホワイトムスクで構成されたさっぱりとした中に甘さの残る香りです。

どちらも華やかな匂いであることは間違いありませんが、デイリーで使用するならオードトワレがおすすめですよ。

シャネルで有名な香り②アリュール

引用元:シャネル

シャネルのアリュールは、マドモアゼルシャネルにとって、エレガンスを定義づけるものと言われています。
すべての女性にその人だけの魅力があるように、まとう女性によって独自の色が出る香りです。

そんなアリュールは、オードパルファムとオードトワレで価格・香りの配合が若干異なる香水になっています。

どちらも100mlと50mlのサイズ展開で、オードパルファムは100mlで23,100円、50mlで16,500円。
オードトワレは100mlで20,350円、50mlで14,520円で販売されています。

香りも、オードパルファムはフローラル・フレッシュ・オリエンタルノート、オードトワレはフレッシュフローラルアンバーの香りと異なるので、シチュエーションや好みに合わせて選んでみてくださいね。

シャネルで有名な香り③ココマドモアゼル

引用元:シャネル

ココマドモアゼルは、ガブリエルシャネル自身の個性からインスピレーションを受けて誕生した香水です。
自立するためにルールを打ち破ってきた、独立心を持つ彼女の香りへの感性を反映していると言われています。

ココマドモアゼルのオードパルファムとオードトワレは、アリュールと同じく、オードパルファムとオードトワレで価格や香りの配合が異なるシリーズです。

100mlと50mlの2サイズ展開で、オードパルファムは100mlで23,100円、50mlで16,500円。
オードトワレは100mlで20,350円、50mlで14,520円となっています。

オードパルファムはみずみずしいオレンジから、ジャスミンとローズのフローラル、そして、パチュリとヴェチヴァーのウッディーなラストノートを持った香水です。

一方、オードトワレはグレープフルーツやライチにローズやジャスミンの香りが重なったフレッシュで軽やかなアンバーフルーティの香りになっています。

クロエオードトワレとクロエオードパルファムの違いを紹介

引用元:Latelierdesparfums

クロエにはいくつかの種類の香水がありますが、1番有名でオーソドックスなのがこのクロエオードトワレとクロエオードパルファムです。

上記で解説した通り、オードトワレとオードパルファムはアルコールの含まれる量が異なるため、香りの持続力が異なります。
さらに、クロエで取り扱われている香水たちは、使用している香料も匂いも違いがあるのです。

クロエオードパルファムは、クラッシックローズを基調としたエレガントなフローラルパウダリーの香りですが、クロエオードトワレは同じクラシックローズの香りでもフレッシュな香調となっています。

残念ながら現在、クロエオードトワレは販売されていませんが、クロエオードパルファムは100mlで21,120円、50mlで14,850円、30mlで10,450円と3つのサイズ展開で発売中です。
クロエには他にもオードトワレのアイテムがありますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

違いがある?ディオール『ジャドール』のオードゥパルファム・オードトワレ・ヴォワルドゥパルファムを比較!

引用元:ディオール

ディオールのジャドールは、世界中の美しい花々を束ねたブーケをイメージした香水。
イランイランエッセンスとダマスクローズエッセンスに、ランディフロラムジャスミンとサンバックジャスミンを重ねたフルーティーで華やかな香りが特徴です。

ジャドールには、オードゥパルファム・オードトワレ・ヴォワルドゥパルファムという3種類のシリーズが存在します。
1番香料の多いオードゥパルファムが1番価格も高く、その分持続時間も長いです。

ただし、現在も購入できるのはオードゥパルファムのみ。
他のアイテムは生産中止なので、店舗やインターネットなどでの購入も難しいでしょう。

因みにオードパルファムは100ml23,100円、50ml16,720円、35ml11,550円で販売されていますので、自分に合ったアイテムを購入してみてください。

オードトワレとオードパルファムの違いを理解して理想の香水を探そう

オードトワレとオードパルファムは、香水の種類を選ぶ際に重要な要素です。
理解することで、自分にぴったりの香りを見つける手助けになります。

オードトワレは、比較的軽やかで爽やかな香りが特徴で日中の普段使いにぴったり。
持続時間は比較的短めで、さりげない香りを楽しみたい方におすすめです。

一方、オードパルファムは、より高濃度の香料を含んでおり、より濃厚で長時間持続する香りを提供します。
香りがより深みがあり、豊かなニュアンスが感じられるでしょう。
特別な日や夜のイベントなど、より洗練された香りを求める場面に使用してみてくださいね。

理想の香水を見つけるためには、自分の好みや使用するシーンに合わせて選ぶことが重要です。
香水の持続時間や香りのニュアンスを考慮して、自分にとって最適な香水を見つけましょう!

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