香水を購入する際、同じ香りなのに種類が違っているのを見たことはありませんか?
濃度ごとに香水は種類が違ってきますが、香りの濃度とはそもそもどんな違いのことを言うのでしょうか。
香水はどうして濃度が違うのか、香りの濃度ごとの名前の違いや特徴も知りたいですよね。
購入前に香水の濃度を調べたいときには、どうすればいいのかも、気になるのではないでしょうか。
また、香水の濃度ごとに使い方を変えるのも大切になります。
濃度ごとの香水の種類別のおすすめの使い方や、使う際のポイントや注意点もおさえておきましょう。
ほかにも、香水が濃すぎるときに薄めることはできるのか、無水アルコールを使ってもいいのかも気になりますよね。
そこで今回は、香水の濃度によって香りは変わるのか、種類の名前や違いなどを徹底解説します。
そもそも香水は濃度の高いフレグランスのひとつ?香りの濃度とは
フレグランスの種類と香水の濃度、香りの濃度について、くわしく説明します。
香りの濃さでフレグランスの種類が変わる?香水とはそもそもどんなもの?
もともとフレグランスは、香りのする製品全般のことを指します。
その中でも濃度がとくに高いアイテムが、香水です。
香水よりも香りの濃度が低くなってくると、ボディコロンやボディミストと呼ぶこともあります。
また、香水はフレグランスの中でも化粧品に分類されるのも特徴のひとつです。
フレグランスには様々な種類があり、香水はその中でも濃度が高い化粧品になります。
香水を含むフレグランスは香料を利用して作られており、香料の濃度が香りの濃さを決めます。
中でも、主にエタノール(アルコール)と香料で作られるのが香水です。
エタノールに混ぜた香料の濃度によって、基本的に香水の濃さが変わります。
香水の中でも濃度が低いものと高いものがあり、それぞれ種類が違ってくるので、購入時には注意しましょう。
香水は香りの濃度が高いフレグランス!低いものは香水に入らない?
基本的に香水は、フレグランスの中でも濃度が高く、少量でも香りが広がり、持続時間も数時間あるもののことを言います。
様々な種類の香料をアルコールに溶かして作るのも特徴で、濃度が高いほど値段が高くなる傾向にあります。
そのため、ほかのフレグランスよりも値段は比較的高めです。
香水の中でも、濃度が低いものがエタノール濃度1~5%くらいになります。
これよりも低いものだと、香水には入りません。
基本的に、濃度が低いものはたくさん使っても香りが濃くなりすぎないメリットがあります。
例えば、肌の保湿をしながら香りを楽しめるボディミストだと、香水よりも多く付けて使います。
濃度が高いと香りがきつすぎるため、比較的控えめな香りで作られているのが特徴です。
このように、製品ごとに目的などに応じて濃度は変化します。
フレグランスを購入するときには、濃度についても考えながら購入するのがおすすめです。
香水は濃度順に種類が違う?それぞれの名前や違いを解説
濃度ごとのそれぞれの香水の名前や違いについて、くわしく説明します。
それぞれ濃度ごとに香水は種類が違う!名前と違いを紹介
香水は濃度によって名前が変わってくるのですが、主な種類は次の4種類です。
- パルファン
- オードパルファン
- オードトワレ
- オーデコロン
この中で一番濃度が高いのが、パルファンです。
その次がオードパルファンで、さらに低いのがオードトワレ、一番濃度が低いのがオーデコロンになります。
パルファンは15~30%くらいの濃度になり、かなり香りが濃いのが特徴です。
最近は控えめな香りの香水が好まれることもあり、パルファンはあまり作られなくなってきています。
オードパルファンはパルファンよりも香りの濃度が低く、だいたい10~15%くらいです。
オードトワレになると濃度は5~10%で、一番香りがライトなオーデコロンは1~5%になります。
香りの濃度が種類ごとにそれぞれ違ってきますが、ブランドでは濃度が高いほど値段も高くなる傾向にあります。
少量だとつける量も増えるため、濃度の高い香水がコスパが低いわけではありません。
香りの濃度に合わせて、自分に合ったものを選びましょう。
香水の濃度が違うとなにが変わる?種類ごとの特徴とは
種類ごとに香水は濃度が変わってきますが、濃度ごとに香り時の持続時間が大きく変わってきます。
一番濃度の高いパルファンは、香りの持続時間が5~12時間くらいあります。
そのため、朝につけても夜までしっかり香りが持続するのが特徴です。
オードパルファンも濃度が高めですが、持続時間はだいたい5~6時間程度です。
香りの傾向によっても変わってきますが、香水の種類の中では持続時間が長めになります。
オードトワレはさらに香りの持続時間が短く、3~4時間程度といわれています。
こちらも香りの傾向や付ける量などによって、若干持続時間は変わってきますが、オードパルファンやパルファンよりも持続時間は短いです。
さらに濃度の低いオーデコロンになると、持続時間は1~2時間程度になります。
ライトな香りで持続時間が短いこともあり、つけすぎる心配があまりなかったり、気軽に使えるのが特徴です。
最近はライトな香りが人気?濃度によって使いやすさも変わる?
香水は種類ごとに濃度が違ってきますが、最近はライトな香りが好まれる傾向にあります。
そのため、パルファンはあまり作られなくなってきていますが、オードパルファンは深みのある香りを楽しめる香水として変わらず人気です。
しかし、オードパルファンは香りの傾向によっては慣れていないと使いづらいと感じることもあります。
匂いは下から上に広がっていくのですが、香水も香りの濃度ごとに広がり方が違ってきます。
香りの濃いものは顔に近い部分につけると香りを強く感じすぎるので、注意しましょう。
下から上に香りが広がっていく性質を利用し、顔から離れたひざ裏などにつけると、濃いめの香水でも上手く香りを広げられます。
どのくらいの濃さになる?香水の濃度のおすすめな調べ方を紹介
香水の濃度のおすすめな調べ方について、くわしく説明します。
どの種類になる?香水の濃度の調べ方とは
香水の濃度を調べたい場合、基本的には商品説明をチェックするのが簡単でおすすめです。
商品によっては、名前にオードトワレやオードパルファンなどの表記があるので、チェックしてみてください。
また、パッケージにEDTやEDPなどローマ字で表記されていることもあります。
EDTはオードトワレ、EDPはオードパルファン、EDCはオーデコロンになります。
それぞれ、商品説明欄に表記されていたり、パッケージに記載されているので、購入時に調べてみましょう。
ブランドによっては、オードトワレやオードパルファンと書いてあっても、実際には濃度が違うこともあります。
とくに海外のものだと、日本の香水よりも濃いめに感じることもあるので、注意が必要です。
また、実際の濃度はオードトワレくらいでも、オードパルファンのように使ってほしいなど、ブランドごとの方針であえて表記を変えていることもあります。
その場合、ブランドのサイトなどに説明書きがされていることもあるので、調べてみてください。
香水の濃度が違うと同じ香りでも違って感じる?種類を調べる大切さを解説
ブランドによっては、同じ香りでも香水の種類が違い商品を販売していることがあります。
基本的に香料の調香は同じでも、濃度だけが違うこともあるので、購入時には注意しましょう。
香水は濃度によって香りの感じ方が変わってくるため、選び方がとても大切です。
濃度が高いものは、周囲に香りが広がりやすく、職場や学校で使いにくいこともあります。
また、さっぱりした香りが雰囲気的に似合う人と濃厚な香りが逆に似合う人もいるので、好みやファッションなどに合わせて種類を選びましょう。
とくに香りが強すぎるものは、つけていると気分が悪くなったり、酔ったようになることもあります。
周囲に迷惑がかかるだけでなく、自分の体調にも影響するので、きちんと自分に合った濃さの香水を選ぶの大切です。
濃度の違いによって香水は使い方も変わってくる?その理由とは
香水の種類ごとの使い方について、くわしく説明します。
香りの濃度によって香水は使い方を変えた方がいい?
種類ごとに香水は香りの濃度が違いますが、使い方を変えるのも大切です。
濃度が低い香水を少量だけ、香りの広がりにくい下半身に付けても、あまり香りが分かりません。
反対に、濃度が高い香水を香りが広がりやすい上半身に大量につけると、香りが濃すぎて気分が悪くなったり、周りに迷惑がかかります。
上手く香水を使うためには、濃度に合わせて付ける場所や付ける量を変えましょう。
香りの薄いオーデコロンは上半身に、オードトワレは控えめに香りを楽しみたいなら下半身、しっかり香りを楽しみたいなら上半身に付けるのがおすすめです。
濃いめの香りのオードパルファンやパルファンは、下半身に付けると丁度いい香りをまとえます。
また、オーデコロンは3か所くらいに数プッシュずつつけると、きちんと香りを楽しめます。
オードトワレは数か所に1~2プッシュ、オードパルファンは下半身に数か所分けて1~2プッシュくらい、パルファンは下半身に1滴程度で大丈夫です。
商品ごとに香りの傾向や濃さが微妙に違ってくるので、それぞれの香水に合わせて付ける量などは調節しましょう。
種類ごとにうまく使い分ける!香水の濃度別の使い方のポイントとは
香水の濃度別に使い分ける場合、次のポイントをおさえましょう。
- つける場所
- つける量
- 香りの傾向
すでにつける場所と付ける量については説明しましたが、使うときには香りの傾向もポイントになります。
香水は揮発することで香りが広がりますが、揮発しやすい香りとしにくい香りがあります。
シトラス系やフルーティ系などのさっぱりした香りの方が比較的揮発しやすく、甘さが強い香りや濃厚な香りの方がゆったり揮発するのが特徴です。
夏の気温の高い時期は揮発しやすいのですが、甘さの強いものもしっかり香りが広がりやすく、濃度の高い香水がより濃厚に感じることがあるため、注意が必要です。
季節ごとに使いやすい香りがあったり、人によっては濃厚すぎると感じる香りがあるので、その場合は香水の濃度で香りを調節したり、別の種類の香水を使いましょう。
香水の濃度が高いものを使うときのポイントや注意点を解説
濃度が高い香水を使うときのポイントや注意点について、くわしく説明します。
パルファンなど濃度が高い香水は使い方に注意?その理由とは
香水の中でもパルファンのような濃度の高いものは、使い方に注意が必要です。
濃度が高い香水は、さっぱりした香りのものでも、1滴でしっかり香りが広がります。
そのため、香りがさっぱりしているからと、自分でも気づかないうちにつけすぎていることもあります。
自分の香りは意外と気づきにくいもので、知らないうちに香水をつけすぎる人も多いです。
とくに濃度が高いものだと気づきにくいこともあるため、使い方には注意しましょう。
また、パルファンは香りが甘いものだとさらに濃厚に感じることがあります。
最初はさっぱりした香りでも、徐々に甘さが増していくものもあるので、香りの流れも考えて付けるのが大切です。
ブランドや香水によっては、オードパルファンでもパルファンと同じくらいの濃さに感じることもあります。
その場合も、パルファンと同じように使い方に注意が必要です。
濃度の高い香水を使うときのポイントを解説
香水の中でも濃度が高いものや濃厚なものを使うポイントは、次の通りです。
- 点や線で香水をつける
- 香りがさっぱりしていても付けすぎない
- 使うシーンに合わせて使う
まず、パルファンのように香りが濃いものは、できれば点や線で香水をつけると、うまく香りをまといやすくなります。
ひざ裏や足首などにサッと一滴やワンプッシュするだけで、しっかり香るものが多いので、付け方にこだわってみましょう。
また、香りがさっぱりしていても、濃度の高い香水は持続時間もあわせて長いため、時間経過とともに薄くなりにくく、気分が悪くなってくることもあります。
さっぱりした香りのものでも、濃度の高いものはつけすぎないようにしましょう。
最後のポイントが、使うシーンを考えることです。
パルファンや濃いめのオードパルファンは、シーンによっては香りが強すぎてNGなこともあります。
パーティーやプライベートな場ならいいのですが、仕事や学校だと香りが強すぎて周囲の迷惑になることもあるので、使うシーンには注意しましょう。
濃度の高い香水を薄めたいときに無水アルコールって使ってもいいの?
高い濃度の香水を薄めることはできるのか、無水アルコールを使ってもいいのか、くわしく説明します。
基本的に香水を薄めるために無水アルコールは使わない方がいい!その理由とは
香水が濃すぎる場合、薄めて使いたいと思うかもしれませんが、無水アルコールなどを混ぜて薄めるのはやめましょう。
肌が弱い人だと、アルコール濃度が高くなりすぎて肌に異常が出ることもあります。
香水をつけすぎた場所を拭くくらいなら大丈夫ですが、その場合も肌が弱い人にはあまりおすすめできません。
また、精製水で薄めることもできますが、雑菌が繁殖しやすくなるのであまりやらないようにしましょう。
濃い香水を薄めて使うことってできるの?香りを薄めたいときのポイントを解説
香りを薄めて使いたい場合、つける量で調節して使うのがおすすめです。
また、同じ香りのもので香水の種類が違うものがあるなら、ほかの濃度の低い香水を購入してみてください。
香水は調香された成分でちょうどいい香りになるように作られているので、あまり成分を変えるようなことをするのはやめましょう。
香水は濃度ごとに香りの濃さ違う!種類ごとに使い方も変えよう
濃度ごとに香水は種類が違ってきますが、選び方だけでなく使い方も変えるのが大切です。
香りの濃度が高いものは下半身に、ライトな香りのものは上半身に付けるのがおすすめです。
ライトな香りでも控えめに香りを広げたいときには下半身に付けるなど、まといたい香りによって使い方を変えてみてください。
香水の種類は商品の箱や瓶に記載してあるので、きちんとチェックしてから購入しましょう。
種類はEDPやEDTなど、略して書かれていることもあるので、見逃さないように注意が必要です。
同じ名前の香水でも濃度が違うこともあり、購入時に必ずチェックしましょう。
今回解説したことを参考に、香水の濃度ごとの種類をチェックしたり、使い方を工夫してみてください。
コメント
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