落ち着く香りの香水が欲しい人におすすめなのが、ヒノキの香りが特徴の香水です。
ヒノキは日本人にとって親しみのある香りですが、具体的に香水に使われるとどんな雰囲気になるのか、気になりますよね。
香りは文字だけで読んでも想像がしにくいのですが、大まかにでも知っておくと、香水選びに役立ちます。
では、そもそもヒノキの香りがする香水とはどんな特徴のある香りなのでしょうか。
また、サンダルウッドなどほかのウッディ系の香りとヒノキの香りは、どんな違いがあるのかも、知りたいですよね。
ヒノキの香りの特徴が分かれば、どんな人に似合うのかなど、購入時の参考にもできます。
ほかにも、ヒノキの香りが特徴の香水を購入する際のポイントも、あわせておさえておくと便利です。
そこで今回は、ヒノキの香りが魅力のおすすめ香水6選とあわせて、ヒノキの香水の特徴や選び方などを紹介します。
意外と使いやすくて日本人におすすめ?そもそもヒノキの香りがする香水とは
そもそもヒノキの香りがする香水とはどんなものなのか、くわしく説明します。
ウッディな香り!ヒノキの匂いがする香水って?
香水は商品ごとに香料が違ってくるため、香りもそれぞれ変わってきます。
ヒノキは日本でもなじみのある木材ですが、香水の香料としても使われます。
伝統的な香りがするヒノキは、森林の中にいるようなリラックスした気持ちにしてくれるのが特徴です。
日本家屋にいるような温かみのある香りは、ウッディ系の香りの中でも爽やかすぎず甘すぎず、日本人がほっとできる香りになります。
ヒノキの香りはお香としても使われることもあり、古くから日本になじみのある香料です。
リラックスやリフレッシュ効果も期待できる香りなので、ヒノキの香水は毎日が忙しくてストレスが溜まっている人にもおすすめです。
ヒノキの香りがする香水の特徴は?
香水にも使われるヒノキですが、大まかに説明するとウッディ系の香りになります。
ヒノキは木材の中でも加工しやすく強度も高く、防虫効果があることから、古くから日本建築に利用されてきました。
神社仏閣に行ったときに、ヒノキの香りに包まれて癒された人もいますよね。
そんな日本人になじみのあるヒノキの香りですが、独特の清涼感や自然の中に身を置いているような清々しい気持ちにさせてくれるのが特徴です。
爽やかな香りですが、ハーブのような爽快感があるわけではなく、ウッディ系の香り特有の温かみもあります。
香りは控えめですが、揮発性が低くてゆったりと長時間香りを楽しめるのが、ヒノキの香水の特徴です。
香水にヒノキの香りをあわせるとどんな雰囲気になる?
ウッディ系の香りはメンズっぽさがあり、ヒノキの香水も男性っぽい香りが多くなります。
爽やかな香りを引き立たせるために、シトラス系やハーブ系とあわせたり、ほかのウッディ系の香りとがっつり合わせた香水も男性にはおすすめです。
女性の場合は、フルーティー系やフローラル系とあわせた、大人っぽくて落ち着いた雰囲気の甘さの香水がおすすめなので、探してみてください。
ヒノキの香りとあわせることで、香りを重くすることなく、しっかり奥行きと深みのある香りにしてくれます。
リラックス効果も期待できるので、ほんのり控えめな匂いの香水を寝香水として買うのもおすすめです。
サンダルウッドとヒノキの香りの違いは?ウッディ系の香水の種類を解説
ウッディ系の香水の中でも、サンダルウッドとヒノキなど種類ごとの違いについて、くわしく説明します。
ヒノキとサンダルウッドの香りの違いは?同じじゃないの?
ウッディ系の香料はヒノキ以外にもいろいろあります。
その中でも有名なのが、サンダルウッドです。
サンダルウッドは白檀のことで、日本でも古くから親しまれた香料になります。
白檀はお香っぽい雰囲気があり、まろやかで深実のある甘さが特徴です。
ヒノキに比べて全体的にクリーミーで、甘さのある香りが特徴になります。
どちらかというとヒノキの方が清涼感があり、サンダルウッドはよりマイルドな香りが特徴です。
上品な甘さのお香のような香りのサンダルウッドは、女性にも男性にもおすすめな香りになります。
ヒノキよりもさらにオリエンタルな雰囲気の香水が欲しい人には、サンダルウッドが入った香水がおすすめです。
ウッディ系の香りの主な種類を紹介
香水の中でも、ウッディ系の香りによく使われる主な香料は次の通りです。
- サンダルウッド
- シダーウッド
- ヒノキ
- ローズウッド
- ベチバー
- パチョリ(パチュリ)
まず、ウッディ系の香りは主にサンダルウッドとシダーウッドになります。
シダーウッドはヒノキ科やマツ科の樹木を原料としているため、ヒノキの香りの香水が欲しいときには、シダーウッドの入った香りも探してみてください。
また、ローズウッドは甘いバラのような香りのする樹木で、日本では紫檀とも呼ばれます。
ウッディ系ですが、フローラルな香りとウッディな香りが合わさった香りがします。
そのほかにも、ベチバーやパチョリもウッディノートによくつかわれるので、香水を選ぶときの参考にしてみてください。
ベチバーはススキに似た多年草で、長い根っこから採取した精油は湿った土のような渋めのウッディノートになります。
パチョリ(パチュリ)も湿った土のようなスモーキーな香りが特徴で、ベチバーよりも少しマニアックな香りです。
ベチバーもパチョリも樹木ではありませんが、どちらもエキゾチックでウッディ系の香りと相性のいい香料になります。
【ルラボ・エルメス・マルジェラ】メンズに似合う?ヒノキの香水はどんな人におすすめ?
ヒノキの香水はどんな人におすすめなのか、くわしく説明します。
メンズ用に多い?ヒノキの香水がおすすめな人とは
ヒノキの香りが特徴の香水がおすすめなのは、次のような人になります。
- 温かみと清涼感のある香りが好き
- ウッディ系の香水が欲しいけど大人っぽすぎる香りはいや
- 和風の香りが好き
まず、ヒノキの香りはウッディ系特有の温かみと独特の優しい清涼感があるのが特徴です。
ウッディ系の中でもヒノキはナチュラルな香りで、ゆっくりと香りが広がっていくのが特徴で、あまり香りが強くない香水が好きな人におすすめです。
また、ウッディ系の香りは深みがありますが、土っぽさやお香っぽさが強いと、オリエンタルでエキゾチックな雰囲気が強すぎると感じる人もいます。
重たすぎる香りになるとフレッシュさがなくなり、実際の年齢よりも老けたと感じる香りもあるのですが、ヒノキはすっきりしたウッディ系のため、大人っぽくなりすぎません。
フレッシュさも残しつつ、ハンサムな清涼感のある香りのウッディ系が好きな人は、ヒノキの香水を探してみてください。
ヒノキは日本でも昔から使われてきた香りということもあり、香水に使われると和テイストな香りになります。
着物などの和服にあわせる香水を探していたり、落ち着いた和風な香りが好きな人は、ヒノキの香りを使ってみてください。
女性にもおすすめなヒノキの香水ってある?
ヒノキの香水はメンズ向けが多いのですが、なかには女性にも使いやすい香りもあります。
ウッディ系の中でもヒノキは爽やかで清涼感のある香りのため、重たすぎないユニセックスな雰囲気の香水は女性でも使いやすいです。
全体的にハンサムな雰囲気の香水を探している人は、爽やかなヒノキの香水を探してみてください。
より女性っぽさのある香水が欲しい人は、フルーティー系やフローラル系の香りとヒノキが合わさった香水がおすすめです。
【ビュリー・グッチ】ヒノキの香りが特徴の香水を選ぶポイントは?
ヒノキの香りが特徴の香水を選ぶポイントについて、くわしく説明します。
同じ傾向の香りでも全く違う!ヒノキの香水を選ぶポイントとは
ヒノキの香水を選ぶポイントは、香りの強さやほかの香りとの相性です。
香水は商品ごとに香りの強さも香りの傾向も違ってくるため、どのくらいヒノキの香りがするのか、チェックするのが大切です。
トップノートに少しだけヒノキの香りが入っているものもあれば、ミドルノートやラストノートでがっつりヒノキの香りがするものもあります。
ヒノキの香りは揮発性が低く、ゆっくり長時間香りが続くのが特徴ですが、香りの濃さやほかの香りとのバランスによって、香りの感じ方が変わってきます。
どのタイミングでヒノキの香りが出てくるのか、どのくらいの濃さでヒノキが香るのか、チェックしてから香水を選ぶのが大切です。
ヒノキの香りが特徴の香水を選ぶときに調べたいことを解説
香水全般を選ぶ場合、まずは香りの流れを調べましょう。
商品説明に、どんな流れで香りが出てくるのか説明していることが多いので、チェックしてみてください。
もし、香りが具体的に分りにくかったときには、口コミを調べてみましょう。
香水のレビューを読むと、実際に香水を使った人がどんな香りだったのか、くわしく書いてくれていることが多いです。
実際の使用感をチェックし、自分の好みの香水なのか、判断しましょう。
また、レビューを読んでも香りがイメージしにくいときには、テスターを使って実際に香りを嗅いでみるのもおすすめです。
肌に香水をつけたり、ムエットに香水を振りかけることで、より具体的な香りが分かります。
【イソップ・コムデギャルソン】癒しの香り!ヒノキのおすすめ香水6選を紹介
ヒノキの香りがするおすすめ香水6選を、くわしく紹介します。
ヒノキの香りを連想させるスモーキーノートが特徴「イソップ ヒュイル オードパルファム」
こちらのイソップの香水は、日本古来のヒバの木と苔寺の青々とした庭から着想を得て作られています。
生命力あふれる植物から抽出した香りは、まるで自然の中に身を置いているような感覚を与えてくれます。
具体的には、ずっしり重みのあるスモーキーノートから始まり、サイプレス、フランキンセンス、ベチバーなどの香りに変化していくのが特徴です。
自然の中にいるようなナチュラルな香りですが、温かみがあり、木のぬくもりを感じる香水になっています。
森林浴をしているような感覚になる香水は、心地よい香りで癒されたい人におすすめです。
大人っぽくて爽やかな香りは、どちらかというとメンズ向けですが、女性でも使いやすいハンサムな雰囲気があります。
あまり香水が得意ではない人も使いやすいナチュラルな香りなので、ヒノキの香りが好きな人は試してみてください。
京都の日本旅館からインスパイヤされた香り!「コムデギャルソンパルファム モノクル セント ワン ヒノキ」
こちらは、イギリスのクリエイティブ誌モノクルと、コムデギャルソンによるコラボ香水です。
京都の日本旅館からインスパイアされた香水は、香ばしいヒノキの匂いが特徴です。
ヒノキの落ち着いたウッディな香りは、まるで森林にいるような思いにさせてくれます。
松や糸杉、苔、香草などの香りが配合され、爽やかな癒しの香りになっています。
トップノートはヒノキの樹脂から採った香料とサイプレエス、カンファ―、ミドルはシダーやパイン、タイム、ベースノートはツリーモス、ベチベールです。
全体的にしっかりウッディなノートがバランスよく香っているので、ウッディ系の香水が好きな人にとてもおすすめです。
人間と大地の絆をイメージした香り「エルメス テール ドゥ エルメス」
こちらはウッディなノートをベースに、人間と大地の絆、自然とそのエレメントとの間に起こる飾らない調和のある対話をイメージして作られた香水です。
ミネラルでウッディなノートが特徴で、シダーやグレープフルーツ、シレックスなどをあわせたスパイシーながら上品な香りになっています。
男性用の香水のため、全体的にウッディな雰囲気が強いです。
すっきりとしたシトラス系の香りが入っていることもあり、清々しくて使いやすいウッディ系の香水になっています。
爽やかな雰囲気があるため、少し香りは軽くて消えやすいと感じる人もいます。
甘さはほとんどなく、知的で清潔感のある香りの香水が欲しい人におすすめです。
墨とヒノキの香りが特徴!「ビュリー オー・トリプル スミ・ ヒノキ」
こちらも、京都の家屋にインスパイアされたスモーキーな香りが特徴の香水です。
ヒノキはやはり昔ながらの日本をイメージさせる香りのため、日本らしい香りの香水が欲しい人におすすめです。
燻した日本スギのスモーキーなエッセンスをとらえたスミ・ヒノキの香りは、炎が木を燃やし、香りの雲の中で燃え尽きるイメージで作られています。
心落ち着くスモーキーな香りは、冬や古い家屋を連想させます。
ジュニパーベリーのピリッとした香りに、レザーとベチバーの香りが交ざり、独特な雰囲気のある香りになっているのが特徴です。
ただのヒノキではなく、燃えたヒノキの香りのため、通常のウッディ系よりも渋さがあります。
少し個性的でくせがある香りですが、がっつりヒノキの香りを楽しみたい人にはおすすめです。
深みのあるウッディノートが特徴!「グッチ ギルティ アブソリュート プールオム オードパルファム」
こちらのグッチの香水は、社会的な規範や理性に縛られることなく、自信をモダンに表現した香りをイメージして作られています。
レザー調に仕上げたウッドレザーと、ゴールデンウッドに、3タイプのパチョリオイルをブレンドした香りです。
全体的に複雑で深みのあるウッドノートが特徴で、個性的なヒノキの香りの香水が欲しい人にとくにおすすめです。
レザーとウッディはどちらも男性が好む香水に多く、深みのある香りにしてくれるのが特徴になります。
ヒノキとレザーの落ち着く香りは、寝香水としてもおすすめです。
また、全体的に重たすぎず爽やかさもあり、どこまでも自由な男性をイメージした香りになります。
ドライなウッディノートに、温かみや深みのあるレザーの香りが気になる人は、こちらの香水を試してみてください。
フルーティーな香りに混ざるヒノキの香り!「ゲラン アクア アレゴリア グラナダ サルヴィア」
こちらはザクロの香りが主役の香水ですが、カシスやレモン、ベルガモットなどのなどの甘酸っぱい香りの中に、ヒノキがブレンドされています。
トップノートに入ったヒノキがアクセントになり、フルーティー系ですが大人っぽい落ち着いた香りになっています。
全体的にフルーティーな甘さの中に、深みのあるムスクや清々しいセージの香りが交ざり、ザクロの甘酸っぱい香りを引き立たせているのが特徴です。
ヒノキの香りが入った香水はメンズ向けが多いのですが、こちらはがっつり女性向けの香水になっています。
とくにフルーティー系の香りの香水が好きな人におすすめで、ほんのりヒノキの香りがアクセントになっている香りが気になる人は試してみてください。
ヒノキは日本人にはなじみがある癒しの匂いで香水にもおすすめ!
日本人になじみのあるヒノキの香りは、香水とも相性がよく、とくに和装に似合います。
落ち着く癒しの香りのヒノキの香水は、男女問わずおすすめです。
ウッド系の香りはラストノートで出てくることが多く、残り香としてさらに香水に深みを出してくれるのが特徴です。
ヒノキもラストノートやミドルノートで感じるのが基本のため、テスターで香りをチェックするときには注意しましょう。
香りを実際に嗅いで確かめるときには、つけたての香りではなく、少し時間が経ってから確かめるのがおすすめです。
また、ヒノキの香水と言っても商品ごとに香りは違ってくるので、それぞれの香水の香りの流れを調べるのも大切です。
トップノートからラストノートまで、ほかの香りとのバランスもチェックし、自分に合っている香水を選びましょう。
今回紹介したことを参考に、ヒノキの香りが特徴の香水を使ってみてください。
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